完訳 アンデルセン童話集 (1) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1984年5月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784003274019

感想・レビュー・書評

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  • アンデルセンといえばメルヘン、ファンタジーのイメージが強かったのですが、読んでみると、民話に近いものも多くありました。ファンタジーは、民話から派生している面もあるそうですが、頷ける内容でした。また、例えば、兵隊がいきなり老婆を殺して物を取り上げる等、驚く展開もありますが、説話的・道徳的要素が物語の要素に入ってくるのは、時代的にもっと後らしく、ただ淡々と話を進めている印象を受けました。情緒的、情感的な記述もほとんど見られませんでした。
    1835年に31歳のアンデルセンが第1集を出した時には「子供のためのお話」という表題をつけていたそうですが、大人にも読まれるようになり、後には「子供のための」という文言を取ってしまったそうです。
    本書は、昭和13年の翻訳を、38年に改訳したものとのことで、令和の時代に読むには、少し馴染みのない表現もあるように感じました。
    以下、16話中、私が童話として読んだことのあるものは★のついた5つでした。

    火打箱
    小クラウスと大クラウス
    ★エンドウ豆の上に寝たお姫様
    小さいイーダの花
    ★親指姫
     いたずらっ子
     旅の道づれ
    ★人魚姫
    ★皇帝の新しい着物
     幸福の長靴
     ヒナギク
    ★しっかり者の錫の兵隊
     野の白鳥
     パラダイスの園
     空飛ぶトランク
     コウノトリ

  • 人魚姫、泡になったあと、妖精になって空にあがりつつ、王子とお妃にそっと別れのキスをしていたという話の続きがあってとっても救われた(^^)王子も人魚姫の存在に気付いたのか、海の泡を見ていたと。どの話も(救いのないような話でも)意外と猛毒ではないし、グロがない!イソップ童話と混同していたか。

  • 「これもアンデルセンだったのか!」と思う話ばかり。


    小さいころに読んだものはディズニー版だったり子供向けにアレンジされてたものが多かったけど、もとを読んでみるとえぐいお話が以外と多い。

  • 個人的には「旅の道づれ」が1番好き。

    「小さいイーダの花」「いたずらっ子」「幸福の長靴」「ヒナギク」は初めて読んだ。
    アンデルセンって、細部まで物語がしっかりと織られていて、
    彼の持つ大きな美学と言いますか、意思を感じた。

    ああ、面白かった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「旅の道づれ」が1番好き。」
      多分私も、、、
      「「旅の道づれ」が1番好き。」
      多分私も、、、
      2012/05/24
  • これが原作か〜知ってる話も知らない話もある。
    好きなのは「大クラウスと小クラウス」
    いや子どものためのと付いていたのが大人も楽しんだからなくなったって前書きでしたがその通りの面白さ。
    掌編て才能ですわ

  • 大中小の犬が出てくる火打ち箱
    小さいクラウスを馬鹿にして川に流される
    エンドウ豆の上で眠る姫
    夜中に踊る花たちイーダ
    川に流された親指姫
    いたずら
    旅は道連れ
    姫に悪魔の首を持って行く
    地上の人の生活を見に行った人魚姫
    王は馬鹿には見えない着物を着る
    幸福の長靴を履いて行きたい所に行く
    ヒナギク
    錫の兵隊
    白鳥
    パラダイス園
    飛ぶトランク
    コウノトリ

  • (後で書きます。1巻は解説なし)

  • 火打箱/小クラウスと大クラウス/エンドウ豆の上に寝たお姫様/小さいイーダの花/親指姫/いたずらっ子/旅の道づれ/人魚姫/皇帝の新しい着物/幸福の長靴/ヒナギク/しっかり者の錫の兵隊/野の白鳥/パラダイスの園/空飛ぶトランク/コウノトリ

  • ◆「人魚姫」映画とは異なる悲しい結末です。◆
    ご存じ「リトル・マーメイド」の原作です。映画では主人公のアリエルが王子様と結ばれ、ハッピーエンド。けれども原作の終章では、王子様と結ばれなかった人魚姫は海の泡となるのです。人間の足と引き換えに声を奪われた人魚姫は、王子様の命を助けたのは私ですと言えないままに泡となり天に昇っていきます。詳しく翻訳された原作は、大人になったからこそわかる悲しさ、切なさ、そして美しさに出会えます。

  • 人魚姫チェック。デンマーク語も見てみるべきか……

  • アンデルセンが創作童話の先駆けってはじめて知った…。

  • 物語の結末をよく覚えてない
    宗教的な感じのする

  • 火打ち箱、小クラウスと大クラウス、エンドウ豆の上に寝たお姫様、小さいイーダの花、旅の道づれ、幸福の長靴、空飛ぶトランク

    旅の道連れがおもしろかった。

  • 資料番号:010747293
    請求記号:949.7ア

  •  はだかの王様、人魚姫など有名なお話の完訳版です。
    人魚姫の清らかさ、悲しみ・・・読み聞かせたらあまりに切なくて涙が・・読み切れず最後は子供に自分で読んでもらう始末(汗)
     素晴らしいお話です。
    ディズニーのアニメにもなっていますが、この美しく悲しいお話を是非完訳版で味わって見て下さい。

  • 大人になって改めて人魚姫が読みたいと思い探したところ、この著書が翻訳も良いと言われていたのでこちらに決定。

    一日一話、就寝前の読書に丁度良いです。


    アンデルセン童話は、子供向けに作り直した話でさえどこか悲哀を感じるお話が多かったように思います。
    こうして改めて読んでみても、やはり残酷で悲しいことに変わりはありませんが、儚く美しいと感じます。

    翻訳は良いのではないでしょうか。痒い所に手が届くような表現に想像力が働きます。
    童話らしく淡々としていますが、物語の最後の一文を読み終わる頃には、私の胸は十分に高鳴っているから不思議です。

  • 宝石箱をひっくり返したような珠玉の数々。美しくも悲しい人魚姫。オムニバス短編の幸福の長靴はドラえもんの秘密道具のよう。しっかり者の錫の兵隊は子供の頃読んだ絵本にあった。パラダイスの園はエデンの物語。

  • 所収の「人魚姫」〜中村うさぎ「セックス放浪記」のモチーフのひとつ

  • 人魚姫の話が読みたくて買った。
    文章と表現が美しくて感動した。
    矢車草のように青い海だとか、太陽を模した花壇だとか。
    人魚姫は人間と同じように永遠の魂を望んだが、それが王子の愛によって叶うというというのが、問題だと感じた。
    誰よりも美しい人魚姫が、自分が泡となって消えるのを悲しみ、美しい永遠の魂となることを望む。たとえ舌を切られて自分の想いを語れずとも、王子の愛を得られると期待したのは、少女特有の傲慢だと思った。
    心に慕う人がいるといいながら、人魚姫に好きだという王子を、とんでもないと怒る人もいるけれど、王子の瞳の向こうに永遠の魂をみる人魚姫も同じだと思う。
    最後人魚姫の姉さん達が短い髪で人魚姫を救いに来るシーンもとても美しいと思います。

  • 童話といえばアンデルセンは絶対にはずせません。

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著者プロフィール

デンマークのオーデンセに生まれる。父親の影響で本や芝居に関心を寄せるようになる。 14歳でコペンハーゲンに出る。30歳で出版した小説『即興詩人』が出世作となり、 各国に名声が広がる。32歳で「人魚姫」を含む第三童話集を刊行し、以降は近代童話の確立者として世界で認められた。

「2023年 『アンデルセンの童話1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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