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Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784003274132
感想・レビュー・書評
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アンデルセンの「絵のない絵本」
今から約150年前に書かれた本。
アンデルセンといえば「みにくいアヒルの子」や「マッチ売りの少女」
儚き悲しみ。
そして美しい。
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081202(n 090314)
090924(a 091104) -
アンデルセン不朽の名作。
私は第16夜が一番好きです 泣ける -
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB00151935 -
影絵がお洒落です。
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今読むといいかもしれない
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一夜の様々な光景を、月が貧しい若者に語りかける。
それらは美しく心に響く。題に沿った影絵が各話に添えられていて味わい深い。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/707463 -
著者が旅で見た自然、動植物、街の路地、市井の人、特に子どもを月の眼を借りて抒情的に語る。月は天上にあり、くまなく見守る神の代理のごとく神々しい。2021.4.21
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ひとりぼっちの貧しい絵描きのもとに現れた月は、毎晩その空の旅の中で眺めた様々な国の様々なひとたちの物語を聞かせてくれます。
人魚姫などでお馴染み、生涯旅を愛したアンデルセンが贈る淡い真珠のような月の旅行記。眠れない夜に一夜だけでもいかがでしょうか。
(理学系物理学コース M2) -
大好きな詩人、作家の斉藤倫さんが、今月「えのないえほん」という新刊を出すと知り、これは読んでみなければと、ようやく手に取りました。
美しい文章。お話しだけど、詩のよう。そして美しい翻訳。
いろんな版がありますが、岩波のこの文庫は初版が1953年。古めかしくてこむずかしいところもあるけれど、品のある、美しい日本語の表現が心地良いのです。
2014年までに73刷も刷られています。
貧しい絵描きの少年のところに、毎晩のように月がやってきて、眺めて来た地上の出来事、営みを語る。三十三夜の美しい詩のような物語。
美しい女性の生涯、子どもたち。家族、恋人、過去の栄光。それになんでもない日々の出来事までも、月が語ると美しく輝きます。
十六夜の、道化が美しいコロンビーナに恋するあまり、最後まで道化を貫くお話しは私のお気に入り。
三十一夜は、熊つかいの家族のおはなし。ある晩、熊公が悪気なく屋根裏部屋のこどもたちのところへやってきて、兵隊ごっこをして遊んでしまうおはなし。ユーモアもあり、最後はどうだったのかしらとどきっとさせられるところもあります。
最後の三十三夜も本当に素敵、月は子どもたちがだいすきなのです。ある家の5人の兄弟姉妹の様子、一番小さな子の眠る前の主の祈りがすばらしく可愛らしいラスト。しあわせな気持ちでページを閉じることができます。
いつも手元に置いて、時々読み返したいものです。
さて、斉藤倫さんの「えのないえほん」は、みにくいけものとおんなのこの物語とのこと。どんな素敵なお話しに出会えるのかと、待ち遠しいばかりです。 -
表紙書きから
~月は毎晩やってきて、自分が空の上から見た、いろいろな国のいろいろな人に起ったできごとを、あれこれと話してくれた~淡く美しい物語~
あとがきから
月の語る一つ一つの物語は真珠のように完全で、全体は万華鏡のように多彩で美しい
情景を思い浮かべることができる絵のない絵本
いろいろな国のいろいろな時代を、本当に美しい万華鏡を観ているような感覚で読める素敵な絵本だと思いました。
第三十一夜 熊と兵隊ごっこをするお話し
第三十三夜(最後の一話) 小さな妹がとなえる「主の祈り」のお話し
が好きです^^* -
美しい本ですね、この歳まで、読んでなかったんです。
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寂しい絵描きと月の物語。快い話をする月に耳を傾ける絵描き、その話は古今東西に及ぶ。
1つの話はどれも簡潔で読みやすい。子供らしい可愛らしさや儚い女が印象的だった。月が話すという幻想的な光景が美しい。
月が一番寂しいんだろうと思った。 -
かれこれ15年近く前のこと。
覚えていない(2014年記載)が、いま娘がこの本を手にした。岩波文庫は字も小さく、訳文も固そうだったので、新たに角川文庫版を買った。どれくらい訳文違うのか、比較して読んでみたらを言ってみた。
これ(アンデルセン)を読んで旅が好きになってくれると嬉しいです。 -
絵よりも絵画的。
物語を読むだけで、美しい情景が、細やかな旋律が脳裏に浮かぶ。
月ってかすかな切なさを演出するのにうってつけの装置だと思う。 -
町に出てきた孤独な絵描きに、月はさまざまな物語を語って聞かせる。
見知らぬ街でも月だけが見慣れた相手であり、彼の孤独をなぐさめてくれた。
33編の美しい物語。
物語というか、月が見たところのなんともロマンティックな風景の描写ともいえようか。
アンデルセンが旅行好きだったこともあって、舞台は様々なところにまで及びます。 -
じんわりと情景が浮かぶ。心の奥のほうから感情があふれ出る。
全部の話の絵を描いて自分だけの絵本を作りたいなあと思い続けて幾星霜、まだ4割くらいです。映像作りたいくらい。何度でも描きたくなる素敵な本。 -
お月様が女性っぽいと感じた、なんとなく。
著者プロフィール
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品
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