フィンランド叙事詩 カレワラ〈上〉 (岩波文庫)

制作 : リョンロット  小泉 保 
  • 岩波書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003274514

作品紹介・あらすじ

カレワラは、フィンランド各地でカンテレ(竪琴)に乗せて歌い継がれてきた大民族叙事詩。19世紀初頭、リョンロットにより採集・編纂された原典版からの平明な口語による完訳。豊富な暗喩がちりばめられ、本文中いたるところに晴朗な想像力の自在な展開がみられる。上巻には、第1章序詩、天地創造から、第24章までを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 大気の乙女から不滅の賢者ワイナミョイネンが生まれ、乙女を求め求婚の冒険に出る。美貌でむら気なレンミンカイネンも乙女を求めて求婚の旅に出る。ポポヨラの娘を鍛冶屋イルマリネンが射止めその婚礼を描く。

    登場人物たちは自然に働きかける力を持っていて、ウッコに頼んで雪を降らせたり野に火を起こしたり、ミツバチに霊薬を集めさせたりすることができる。
    随所に呪文の詩が散りばめられている。

    白樺の木、スズキ、そり、スキー、サウナ、カモメ、白鳥、ビール作り。フィンランドらしい素材に富む。

  • ファンタジーの項に入れるのははばかられるようなフィン
    ランドの偉大な叙事詩。雰囲気はいわゆる北欧神話に似て
    いる気がする。巻末にカレワラ自体の概説があり、さらに
    各章の内容と解説がまとめてある丁寧な作りはさすが岩波
    文庫という感じ。偉大な詩人であり賢者であり魔法使いで
    あるワイナミョイネンは北欧神話のオーディンを思わせる
    存在なのだが、意外に情けないところがあって面白い。

    下巻に続きます。

  • (市×/県?)

    http://ja.wikipedia.org/wiki/カレワラ

  • フィンランド各地に伝わる伝承をひとまとめにし、それらの主軸となるキャラクターを統一し、再構成した物語といったところでしょうか。神話というよりは昔話らしい破天荒な冒険活劇みたいなノリだと思います。レンミンカイネンのキャラクター性は受け入れやすいかもしれません。19世紀になってからまとめられたものなので、キリスト教などの影響を受けた改変や、編者による創作もいくつか見えますが、他国の神話・伝承との類似点も数多く見つけることができるのは興味がそそられます。

  • 正しくは「カレヴァラ」?

  • suomiの国の叙情詩

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