おばあさん (岩波文庫 赤 772-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003277218

感想・レビュー・書評

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  • 日本も今、とても困難な時に差し掛かっている。あの傍若無人な安倍君を窘めてください。。。

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    以前は、岩波少年文庫に、、、
    http://nyankomaru.tumblr.com/post/71238799566/400p

  • またまた、素晴らしい本に出会った!

    「おばあさん」と言う
    なんともそっけない題名と、
    地味な装丁だけれど、
    そこからは想像つかないほどの
    ある意味壮大な、あたたかい「まことの世界」が
    広がっている!

    優しい心と勇気を持ち合わせたおばあさんと
    孫たちのふれあいを主軸に、
    村人たちとの交流、大自然の優しさと厳しさ、
    動物たち、
    伝説、言い伝え、おばあさんの思い出話、
    また時にはガールズトーク(照)もあり…。

    泣いたり笑ったり、私もすっかり村の娘の一人になって
    すっかり世界に溶け込んでしまった。
    だから読み終わったときはなんとも寂しい気持ちに…

    読み終わってすぐの訳者あとがきで
    「この作品は実在の人物がモデルだけれど、実際と違うところは…」
    と鼻息荒く、意気揚々と早速語りだすのに驚いた。
    (しばらく世界に浸らせておくれ!)

    でも、訳者あとがきそして付録のニェムツォヴァーさんの書いたお手紙、
    色々と興味深く、大変勉強になったから
    結果、いいんだけどね。(いいんだね)

    ニェムツォヴァーさんが生まれたチェコと言う国が
    まず、そもそも歴史的に難しいみたいですものね。

    加えてニェムツォヴァーさん自身もなかなか過酷なエピソードが続いた。
    ニェムツォヴァーさんは、
    たった42歳の若さでこの世を去ったそうです。

    その人生の中でもとりわけ深刻な時期に、この優しい作品を紡いだとのこと。

    さて一方、この作品の中に
    美味しそうなものがたくさん、
    服装や道具などの描写も細かく、
    当時の生活様式がよくわかり、そこも興味深かった。

    この作品に特に魅かれると思われるのは、
    常々「大草原の小さな家」シリーズに思いを馳せ、
    すっかりインガルス一家の一員気取り、
    材料の分量が多すぎて絶対作らないはずの
    「小さな家の料理の本」(用意するもの ガチョウ一羽って…)
    を時折取り出してはニヤニヤしている人は、絶対!

    背伸びしたり、かっこつけたり、
    私の読書にも色々あるけれど、
    本当に本当の、私の大親友になった本!

  • 長くて途中ダレてしまった。またいつか再読したい

  • 偶然に今日、この本のことを話題にすることになった。
    子ども時代に読んだ本の楽しかった思い出は幸せな記憶だ。
    (ヴィクトルカの挿話は怖かったが。)

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