白い病 (岩波文庫 赤774-3)

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  • 岩波書店 (2020年9月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (190ページ) / ISBN・EAN: 9784003277430

作品紹介・あらすじ

戦争目前の世界で、突如「雪崩のように」流行り始めた未知の疫病。大理石のような白い斑点が体のどこかにできたが最後、人は生きながら腐敗してゆく。そこへ特効薬を発見したという貧しい町医者が現れたのだが——。死に至る病を前に、人びとは何を選ぶのか? 一九三七年刊行の名作SF戯曲が、現代の我々に鋭く問いかける。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

未知の疫病が人々を襲う中、医師が特効薬を発見するという物語は、現代の社会問題と深く重なります。作品は、病や貧困に苦しむ人々の姿を描きつつ、立場や年齢によって異なる視点を通じて、考えさせられるテーマを提...

感想・レビュー・書評

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  • 以前「『その他の外国文学』の翻訳者」(白水社編集部 編)を読んだ時、そのうち読んでみたいと思う本を沢山チェックしておいた。

    それらは古い作品であったり、『その他の外国文学』というだけあって地味目だったりするので、図書館に他の方の予約は全く入っていない(需要がない)ので、いつでもすぐに借りられる。
    図書館がシステム変更に伴い長期休館期間に入る前に、ごっそりまとめて借りてきたうちの1冊。


    先にカレル・チャペックの「長い長いお医者さんの話」から読み始めていたのだが、途中から並行して読み始めた本書の方が薄くて読みやすくて惹き込まれた。

    戯曲。
    原作は1937年。
    カレル・チャペックはその翌年に亡くなっている。
    彼の死後も、第二次世界大戦だけでなく、世界のどこかで紛争・戦争の無かったことなどない。
    また各種疫病もしかり。
    やはり特には、世界規模に蔓延したコロナ。
    彼の書いた話がずーっと85年以上も続いてしまっているではないか。

    解説に色々あったが、私は本書は「病」の書というより「独裁政治」の書と捉える派。
    「独裁政治」だけではなく、戦争・紛争・無能な政治家・群衆の怖さも含めて。

    しかしこの作品の日本語訳は別の翻訳者により既に2作出ているとのことだが、2020年に本書を新たに発行したことは「病」の部分とも大いにマッチして、ベストタイミングであり、多くの人が読んだのではないだろうか。

    いずれにしても、凄い作品だ。
    どういう結末を迎えるのかと読み進めていくと、唐突に衝撃的結末を迎えた。

  • コロナ禍で多くの方が病や貧困に苦しむ中で他国を侵略したり、政治家が一部の大企業や業界と癒着している現代社会と重ねながら読んだ。
    80年以上前の作品だが人類は進歩していないと痛感した。

  • 「ロボット」という言葉を小説で最初に著した著者。序盤の病気の発生源からして、まるで現代の状況を予言していたかのようで驚かされます。

    内容は、パンデミックと戦争の両方とも解決しようとする、平和を希求して妥協を知らない医師の孤独な闘い。はたして彼は、国家を動かすことができるのかというお話し。最後の終わり方が、何かを暗示しているようで、考えさせられます。

    この戯曲が書かれたのが1937年。第一次世界大戦、スペイン風邪、世界恐慌などを経験。スペイン内戦が起きて、まさにナチスが台頭し始めた頃のこと。このような混沌とした世の中で、二度と戦争を起こして欲しくないと平和を願って書かれたと思います。しかし、そんな彼も翌年には、ミュンヘン会談で故郷がナチスに割譲されて、人類は二度目の大戦に突入していきます…著者の心情を思うと、なんだかやりきれない気持ちになります。

  • 第二次世界大戦前に描かれたチャペックのパンデミックを扱った戯曲。

    40代以降の人物しか罹らない白い病。致死率100%、治療法は見つからない。

    その状態で、貧しい町医者が治療法を発見する。だが、彼はある条件をもとに枢機卿顧問官や元帥に治療法を渡すことを拒む。

    自身が診察をするのは本当に貧しい人物だけ。

    皮肉な戯曲だと思った。医師と政治家たちの意思の違い。それは互いに患者や国民のことを考えているようで、全く違うと私は感じた。

    チャペックはこの元帥にヒットラーの姿を見ていたのだろう。
    今も世界はとてもきな臭い。そんな時にこの本が翻訳されて出るのもまたとてつもない皮肉だ。

  • 1937年刊行の戯曲です。
    新型コロナパンデミックの今の一冊、ということで本屋さんで見つけて買いました。
    小一時間もあれば読めます。
    謎の疫病の治療薬を開発した一人の医師の、命を救いたいという想いや平和への願いと、戦争をしたい国家や民衆・・・。
    ラストは衝撃的でした。
    ファシズム批判の作品ですが、正義感・群集心理・倫理観・マスメディアについてなど…色々と考えさせられる作品でした。

  • 謎の伝染病、通称「白い病」の流行により大勢の死者が出ているある国。国立リリエンタール大学病院の教授にして枢密顧問官でもあるジーゲリウスのもとへ、一人の町医者がやってくる。彼、ガレーン博士は、白い病の治療方法を見つけたというが、それを頑なに教授に教えようとせず、引き換えに到底不可能なある条件を提示し…。

    1937年に刊行されたチャペックのパンデミック戯曲。まさにコロナ禍の今を思わせる内容で身につまされる。枢密顧問官にこんなセリフ「パンデミックだ。雪崩のように世界中で流行する病気のこと。いいかね、中国では毎年のように興味深い新しい病気が誕生している。(16頁)」もあり、まるで予言のようだ。

    ただコロナとこの白い病の決定的な違いは、白い病は40代~50代、つまりアラフィフ世代にしか感染しないという点。子供や若者は安全で、すでにある程度の地位や権力を持つ初老の人間のみが感染してしまう。

    患者たちはこんな病が流行したことについて「ああ、理由はあるよ。この世に人間が増え過ぎたってこと、だから、ほかの連中に場所を明け渡すために、我々の半分を厄介払いしようってわけ。(11頁)」と言い、感染の心配のない若者たちは「だって、今の若者にはチャンスがないの、この世の中に十分な場所がないの。だから、私たち若者がどうにか暮らして、家族をもてるようになるには、何かが起きないとだめなの!(39頁)」と言う。

    そして新聞記者の質問に枢密顧問官はこう答える「そう。では……では、こう書きなさい……ただ、この病を受け入れるしかないと。(19頁)」

    特効薬をみつけたガレーン博士は、著者自身の解題によると「ある種の平和のテロリスト」であり「ユートピア的脅迫者」とも呼ばれている。博士は言う「軍艦をつくるのと同程度の予算を病院に充当すれば――(71頁)」彼は貧しい人々しか治療せず、金持ち(軍事産業で成功したクリューク男爵や、国家元帥)には、あることを要求する。

    戦争で儲けたい者、とにかく戦争がしたくて仕方ない者は、博士の要求を聞き入れようとしないが、結果的には自分の命と秤にかけて、当然の判断をせざるをえなくなる。しかしそのとき博士は…。ラストはなんともいえない後味。希望が全くないわけではないけれど、本当に愚かなのは誰なのか、鋭い切っ先を突き付けられた気がする。

  • 海山社からも出るから読み比べ。

    岩波は「クラカチット」を蹴った。と何かで読んだ記憶がある、、、

    白い病 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b515909.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      【連載】岩波文庫で読む 「感染症」第2回|パンデミック・シミュレーター カレル・チャペック『白い病』|山本貴光|コロナの時代の想像力|not...
      【連載】岩波文庫で読む 「感染症」第2回|パンデミック・シミュレーター カレル・チャペック『白い病』|山本貴光|コロナの時代の想像力|note
      https://note.com/iwanaminote/n/n3b8a42da6983
      2021/06/19
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      銀ゲンタ演出でカレル・チャペック「白い病」を上演 - ステージナタリー
      https://natalie.mu/stage/news/4767...
      銀ゲンタ演出でカレル・チャペック「白い病」を上演 - ステージナタリー
      https://natalie.mu/stage/news/476758
      2022/05/11
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      コロナ禍の2020年にチャペック『白い病』を訳す - 阿部賢一|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2020年10月18日)
      https://...
      コロナ禍の2020年にチャペック『白い病』を訳す - 阿部賢一|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2020年10月18日)
      https://webronza.asahi.com/culture/articles/2020101600002.html
      2022/07/07
  • 1937年の作品。独裁者である元帥が戦争準備を進めつつある国において、治療法のみつからない未知の感染症が蔓延している。チェン氏病と呼ばれるこの病に罹った患者は、初期に皮膚に白い斑点が現れ、やがて臭気を放ち、肉を腐らせて死んでいく。そして感染者は45歳から50歳以上の年齢の人間に限られている。隔離する以外に打つ手のない大学病院長(枢密顧問官)のもとに、治療法を知るという町医者ガレーン博士が現れる。ガレーンは大学病院で貧しい患者のみに治療を施して全快させ、治療薬の有効性を証明する。貧しい人間のみにしか治療を施さないガレーンは、薬の配合を教える交換条件の要求内容で人々を驚かせる。

    戦争の熱狂に批判的な眼差しを向ける、全三幕の戯曲。幕ごとのタイトルは「枢密顧問官(大学病院の院長)」「クリューク男爵(軍需企業の経営者)」「元帥(独裁者)」と、物語の舞台となる独裁国家の重要人物から取られている。カバーの紹介文にはSF戯曲とあるが、パンデミックの発生と病状が描かれる以外、いわゆるSFらしさはない現実的な展開。帯にある「閣下、握手はできません…私は…<白い病>なんです」というセリフの使われ方は想像とは違い、感動的なシーンではなかった。筋を追うだけなら、かなり短時間で読める。

  • 文庫化で再読。非常事態宣言下でnoteの連載で読ませてもらったときは、話の展開を追うのに意識が集中していた。今回は作者による前書きや解題・訳者による解説も加わって、本作への視座が深まる。作者はパンデミック災禍を体験した訳ではなく、遠い昔の感染症を架空の病に置き換えて、人間の矛盾を描いたという経緯に驚き。短い戯曲に詰められた鋭さが見事。

  •  コロナ禍の中、カミュの「ペスト」や、デフォーの「ペスト」が読まれているようだが、本書も"白い病"と呼ばれるパンデミックを題材として扱っている、ということで、興味本位で手に取ってみた。  

     カバー裏には、突如流行り始めた未知の疫病。そこへ特効薬を発見したという医者が現れるが、施療に際し、彼は一つだけ条件を提示した、と筋のあらましが紹介されている。
     果たして、彼の示した条件とは?そして、人々はその条件を承諾するのか?

     この戯曲は1937年の作品であるが、作者チャペックの生きた、かなりキナ臭くなってきた祖国チェコを取り巻くヨーロッパ情勢が、作品の背景として思い起こされる。
     本作の結末は、抑制の効かなくなる現代社会を象徴しているようで、実に悲劇的であるが、作者は完全に絶望している訳ではなく、一抹の希望を残してくれている。
     
     短い作品であるが、汲み取るべき課題は重い。

  • 新型コロナ、そしてロシアの侵攻で世界が揺れ続ける中、こんな作品があったのか、と少し恐ろしくもなる作品でした。

    突然白い斑点が体中に現れ、死に至る疫病の流行する世界。そして舞台となる国家は戦争を推し進める総統によって支配されている。
    この二点が現実と合致してしまうことに恐ろしさとやりきれなさを思います。

    戯曲ということで最低限の登場人物の動作以外は、会話のみで話は進んで行きます。その分、想像力が必要とされるかもしれないけれど、セリフだけのため非常に早く読めました。

    それでいて内容は濃い。示唆的な部分、寓意的な部分と色々あって、考えさせられる部分もあり、登場人物の葛藤もセリフだけのためか、表情や言葉に表れない心理などを想像させられました。

    白い病が50歳以上の人間にだけ発病することで生まれる世代間の対立。
    権力者や富のあるものと貧困にあえぐ人たちという、階級間の対立。

    本来なら権力者や富のある人が病の治療薬の恩恵を真っ先に受けられそうなのに、それがこの作品に登場する医師の信念によって、階級や富による有利不利が全く逆転してしまう。
    そこから持つもの、持たざるものの差や責任みたいなものも考えさせられる。

    白い病の場合は発症する者、しない者という点で世代間対立が生まれたけど、現実を見ても、政治への影響力や資産の面で世代間対立というものが鮮明になっていて、そういうところすらも予見していたのかと思ってしまう。

    さらに治療薬や戦争による武器産業をめぐって、自分の富や名誉を高めようとする人間が出てくるなど、物語で描かれる人間の欲望はどこまでも現実と地続きに描かれています。
    様々な面から著者のカレル・チャペックの視点の鋭さを思わされます。

    権力者や金持ちに治療薬を処方する条件として、医師は今すぐ戦争をやめるよう、総統に条件を出します。一方でその条件を呑もうとしない総統。さらに激化する民衆の戦争への熱狂。その行き着く先は……

    疫病と戦争。大きな要素を自然に物語世界に取り込み、人間の欲望や悪、愚かさを痛烈に描ききった名作だったと思います。

  • 大流行した疫病を治療できるただ一人の医者が薬と引き換えに求めたものは、権力者が到底受け入れられない要望だった――医者の思想は立派だが人の命を綱引いていることに変わりはなく、読み手に疑問と逡巡をいだかせたままストーリーは唖然とする結末を迎える。一個人のかたすぎる信念は機を逃す危険をはらむが、何より恐ろしいのは身動きの取れない理念の対立より、制御不能なうねりだろう。あるいはこれも病と呼べるのかもしれない……と思ったら、解説にも書かれていた。是非について考えさせられる戯曲だった。

  • 解説を読むまでは、
    ガレーンがすごくまともで、微力ながらに権力者に抵抗することで、平和な世界への移行を強行しようとしている改革者に思えたけど、
    解説読んで、ガレーンが見殺しにした人たちも権力者とはいえ、貧困な人と同じく、人なんだよなあと思い直した。

    個人的には、枢密顧問官が一番愚かしく思える。
    自分の功績欲しさに、記者や元帥に大学病院での実績発表する時もガレーンのこと作業してる人呼ばわりだし。(って思ったら、そう言ってるの第二助手だった。私、最初の顧問官の印象悪かったからってバイアスかかってる>_<)

    自分のこの感想が正しいか分からないけど、
    戦争ってまじでなんのためにするんだろうってまた考えちゃった。
    戦争で得する人って本当にごくごく限られた一部の権力者だけだよね、、、?
    ウクライナとガザの戦争が1日も早く終わりますように。

  • チャペックらしい皮肉がきいた小説。彼の人間理解の深さを改めて痛感した。

    この本には白い病の罹患で線引きされたことを契機に日頃の恨みまでもが顕在化してきた世代間対立、弱者救済への温度差など様々な比較軸がある。そしてプレイヤーをみても独裁者(=元帥、とその恩恵を受ける軍産複合体)と絶対平和主義者(=ガレーン博士)、そしてその中間で冷静に時にファナティックに行動する一般市民がいる。

    いずれも絵が思い浮かぶようで、最後のシーンなんて切なくなった。でもあれが人間なのだ。

    以下印象に残った箇所。

    白い病に怯える親の前で娘が発した言葉
    「だって、今の若者にはチャンスがないの、この世の中に十分な場所がないの。だから、私たち若者がどうにか暮らして、家族をもてるようになるには、何かが起きないとだめなの!」

    チャペックの解説
    戯曲が存在するのは、世界が良いとか悪いとかを示すためではない。おそらく、戯曲を通して、私たちが戦慄を感じ、公正さの必要性を感じるために戯曲というものが存在するのだろう

  • 1937年刊行
    当時はナチスドイツを意識したであろう読者は、
    2020年出版時にはCOVID‑19を想像したことだろう。
    2022年は今はロシアの指導者に重ねて読んだ。

    ガレーン博士は存在するのだろうか。

    非常に読みやすかった。


  • 戦争前夜に流行した特異な感染症の特効薬を見つけた医師が、その公開と引き換えに世界平和を求めるが…

    戦争に突き進む大衆の愚鈍さと
    誰を治療し誰を治療しないかという倫理的問題

    コロナ禍のような不安定な世情では
    SF戯曲の持つ力が際立つ

    悲劇的結末がリアル

  • 初めて戯曲を最初から最後まで読んだけど、ほとんど台詞で構成されている分、なまじな小説よりは読みやすいなと感じた。

    感染症の治療と引き換えに平和を求めるという構図。
    2022年の日本人の感覚からすると「そんなの戦争してる場合じゃない」と思うけど、当時はそうでもなかったと思うと事の深刻さが少しは分かる気がする。


    なんか自然と
    「たいした奴だな。簡単に5人も死なせるなんて。こっちは1人助けるだけで精一杯だ。」
    というブラックジャックの台詞を思い出した。


    ラストはこうなるか・・!やられた!!という感じ。

    「『白い病』のこのような結末は、群衆の興奮、本能、激情と、それらを利用することに手を染める人々への警告となっている。しまいには、権力そのものも、浅はかに権力に近づいた者たちもすべて滅びる。」

    と作者も書いているようだけど、正にその通りだと思う。

    たとえ戦争下に置かれていなくても、現代のメディアの影響力とか情報の拡散スピードとかを考えると凄く普遍的なテーマだと思う。

  • 社会階層、不条理、ジレンマ、群集心理、それらが複雑に混ざり合った先に、戦争と疾病があり、それぞれを利用する人間がいる。元帥には戦争それと対するように病にはガレーン医師が。コロナ渦の中、注目されている本作は、まるで今の状況を予言しているのではないかと思う人も多いだろう。設定まで似ている。。。チャペックが今の状況の中にいたらどんな作品を書くのだろうか?

  • 50才前後になると皮膚に大理石のような白い斑点が出来死にいたる伝染病が流行しひとりの医師が治療薬開発に成功するが治療にあたりその条件が貧しい人と軍拡反対することだった。ユダヤ人だったカレルチャペルの愛するチェコがナチスドイツに併合される頃の作品。いろいろと考えさせられます

  • 考えさせられる内容でした。
    未知の病の話かと思ったらそうではなく、平和を訴える内容でした。
    話の結末は衝撃的でした。
    未知の病より、人の集団の方が怖いかもしれません。

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著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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