完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)

制作 : 豊島 与志雄  佐藤 正彰  渡辺 一夫  岡部 正孝 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 169
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003278017

感想・レビュー・書評

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  • マンガの『マギ』の原案だということで読んでみました。
    読み進めてみるとなかなか官能的で、正直驚きましたが、リズムに乗れてからはストレスなく読めました(^ ^)
    随所随所に詩が出てくるところとか、性的な表現とか、何となく『源氏物語』を思い出してしまったけれど、似てる……かなぁ?

    岩波の訳はかたかったので、ちくまに移行しようかなー、と思います(^ ^;)

  • 2016.7.31
    劇団四季アラジンを観劇した影響か、図書館で借りてよむ。
    どぎついシーン満載で、びっくり。でも、話に大いにひきこまれる。
    魔神はジニーってアラジンと同じだ。
    エジプトの王の大臣兄弟の運命がすごかった。魔法の魚の物語、1000年も前に書かれたとは、信じられない。
    波瀾万丈、荒唐無稽。2巻も読もうかな。

  • 馴染みのあるアリババやシンドバッドの話は全13巻の真ん中くらいなので、まだ先は長い…!
    文化の違いで翻訳も相当大変だったんだろうなぁと。
    丁寧だけど、雰囲気を壊さない程度の注釈がありがたい。
    詩の部分は多少文章が難解だけど、ストーリー自体はわかりやすいです。
    話が次々と入れ子の様になって、繋がっていくのが特徴。

    日本の遠野物語にもあるマヨヒガや、シャルル・ペローの青髭を思わせるストーリーもあったりして親近感。
    だけどダメと言われていても、開けてしまうし聞いてしまうのねぇ。
    イスラム教って戒律の厳しさが印象にあるけど、女性は意外と奔放だし男性もアラーよ!とか言った直後に誓いを破るしで、人間くさいと言えば人間くさいのかな。
    たまに、信心があっても嘘を付くのと、なくても嘘を付くのとどちらが罪深いんでしょうかね、とか思ったり。
    信心があるように思っていても、ただの口癖レベルに落ちて実行が伴わなきゃ意味がないような気も。
    と、妙にあれこれ考えさせられるお話です。
    というか、浮気を疑われてバラバラにぶった斬られて箱詰めにされる女性がかわいそうすぎて。
    他はわりと、自業自得臭が漂うのに!
    兄弟の大臣の息子と娘の物語も、すれ違いにすれ違いを重ねてもどかしい。でもそこが楽しいかも。
    柘榴のお菓子、美味しいのかな~。食べてみたい。

  • 1 (1-24)
    シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語
    驢馬と牛と農夫との寓話
    商人と鬼神との物語
    第一の老人の話
    第二の老人の話
    第三の老人の話
    漁師と鬼神との物語
    イウナン王の大臣と医師ルイアンの物語
    シンディバード王の鷹
    王子と食人鬼との物語
    魔法にかけられた若者と魚の物語
    荷かつぎ人足と乙女たちとの物語
    第一の托鉢僧の話
    第二の托鉢僧の話
    第三の托鉢僧の話
    第一の乙女ゾバイダの話
    第二の乙女アミナの話
    斬られた女と三つの林檎と黒人リハンとの物語
    大臣ヌーレディンとその兄大臣シャムセディンとハサン・バドレディンの物 語

  • そういや千夜一夜物語って読んだことなかったな、と思って手に取った。
    イスラムなのかアラブなのか、物語に型があって面白い。男は淫乱な女に騙される。魔法を使うのは女、魔法を見抜くのも女。
    しかし、長い。途中で投げ出してしまった。

  • ケナファや、ケナファ!!!

  • 小学生の時に、青い鳥文庫から出ていた「アラビアンナイト(計7巻)」を読んで以来、いつか大人向けのものも読んでみたいなぁ…と思っていました。

    そしてようやく手に取った岩波文庫のマルドリュス版。
    千夜一夜物語に対して、
    ○ひたすらアッラーの名前が出てくる
    ○残酷さを感じさせない程あっけなく登場人物が殺される
    ○女性も男性に負けず劣らず術に長けていたりする
    …程度の、よく分からぬ印象を、児童書の「アラビアンナイト」からは受けていたのですが、
    この岩波文庫の『千一夜物語』、初めの物語(緒話)を読みだして2ページ目で、王が偶然、妃の不義に気が付いて命を奪っており、、
    「お、おお…」と、『千一夜物語』に於ける、展開の洗礼を受けた気持ちがしました。

    一巻を読み終えた全体の感想としましては、とても面白かったです。
    奇妙で面白い異国の物語に浸かりながら、『千一夜物語』の雰囲気に酔わされているような…心持でした。

    一つ疑問点としましては、
    第3-9話の「漁師と鬼神との物語」の「イウナン王の大臣と医師ルイアンの物語」の結末が、医師ルイアンが殺されるよりも先にイウナン王が死んでいた?のに対し、
    小学生の頃に読んだ「ドゥバーン博士の首」(同じ物語で、ここでは医師ルイアン=ドゥバーン博士です)では、ドゥバーン博士が殺されてから王様が死んでいたので、
    これは私が読み間違えているのか、それとも訳した人や版によって解釈の仕方が違うのか…?
    …と、気になりました。

  • イスラム圏の女性観がよくあらわれているように思う。
    特に印象的なモチーフは、浮気して殺される女性、自分ひとりの才覚で資産家になる独身女性、魔術の嗜みで男の呪いを解く女性。
    かなり女性に主体性があって、むしろ男性よりもパワフルに感じられる。

  • 「千一夜 ここに始まる」
    痺れます。

  • アラビアンナイトの中に含まれるいくつかのエピソードについては読んだことがあっても、全体にわたって読んだことのある人は少ないと思います。古代のイスラム教の常識で語られる物語は興味深く、荒唐無稽なエピソード、セクシャルなエピソードや残酷と思われるエピソードも多いのですが不思議と惹きつけられるものが多いと思います。ちょっと長いのが玉に瑕ですがシャハラザードの寝物語に耳を傾けるのもいいかと思います。

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