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Amazon.co.jp ・本 (447ページ) / ISBN・EAN: 9784003278109
みんなの感想まとめ
多彩な物語が織りなす魅力的な世界が広がる本書は、特に第774夜から826夜までのエピソードが印象的です。ファリザードのバラの微笑や、カマールとハリマの物語など、個性豊かなキャラクターたちが登場し、ユー...
感想・レビュー・書評
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10巻収録分はとくに目玉になる長編はなかった印象。「薔薇の微笑のファリザード」はヨーロッパ系にもありがちな古い伝承の面影があって好きでした。三人姉妹の一番美しい末の妹が、王様と結婚したので意地悪な姉二人が嫉妬、妹の出産に立ちあう際に赤ん坊を子犬とすり替え、本物は川に流してしまう。これを第二子(子猫とすり替え)、第三子(子ネズミとすり替え)と性懲りもなく繰り返し(誰か気づいて!)末妹はついに化け物しか生まないダメ嫁として王様に幽閉されてしまう。
一方、川に流された三人の子供たち(長男、次男、末妹=ファリザード)は、実は親切な庭師夫婦に拾われて、すくすく幸せに成長、義両親亡き後も三人仲良く暮らしていたけれど、なんやかんやで冒険に出ることになり、長男、次男、順番に出発するも魔法で石にされて帰ってこず、ここでまさかの妹出動、三人きょうだい末っ子最強説を自ら実証、兄二人を救って帰ってきた上、王様の子供であることがわかりめでたしめでたし。末っ子が一番優秀なのはどの国の民話でもお約束だけど、兄より強い妹というのは珍しいかも。
「ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語」は、こちらも三人兄弟末っ子最強ものなのだけど、途中から違う話になってしまって、ちょっとした迷宮入り(笑)そもそもの発端は、美しい従妹のヌレンナハール姫と結婚するために、三人兄弟は父王の指令でそれぞれ世にも珍しいお宝を探す旅に出かけ、一番すごいものを持ち帰った者が姫と結婚させてもらえるという、かぐや姫系の求婚ルールだったのが、長男は空飛ぶ絨毯、次男は望みのものが見える望遠鏡、三男はどんな病気も治せる林檎をそれぞれゲット、偶然病気だった姫を三人の力を合わせて助けてしまったので当初のルールが無効に。
そこで遠くまで矢を射た者が姫と結婚できるという新ルールになり、なぜか勝利したのは次男という民話では珍しいパターン。ショックのあまり長男は出家し、三男は見失った自分の矢を探す旅に出る。そして三男が出会ったのは美しい魔女で、結局兄弟三人で争ったヌレンナハール姫よりも、魔女のほうが美人で万能で三男は大金持ちになるも、それを怪しんだ父王の大臣たちの讒言が魔女を怒らせてしまい、結局魔女が手下を使って大臣たち惨殺、父王追放で三男が王位ゲット!という、お父さん可哀想すぎる問題・・・。ハッピーエンドだけどなぜかモヤモヤする。
※収録
第774夜:人の世のまことの智慧のたとえ話
第774-779夜:薔薇の微笑のファリザード
第780-787夜:カマールと達者なハリマとの物語
第787-788夜:羊の脚の物語
第788-794夜:運命の鍵
第794-806夜:巧みな諧謔と愉しい頓智の集い(減らない草履/アル・ラシードの道化役バハルル/世界平和への誘い/不能のお呪い(二人のハシーシュ食らいの物語(法官「屁の父」の物語/法官の驢馬/法官と仔驢馬/抜け目のない法官/女道楽の達人の教え)ハシーシュ食らいの判決))
第807-814夜:ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語
第814-819夜:「真珠華」の物語
第819-821夜:帝王マハムードの二つの世界
第821-826夜:底なしの宝庫詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり前に読み終わりましたが、、報告するのを放置してました
千一夜物語は一つ一つは面白いのですが、似たような話ばかりなので思い出せる話が殆ど無いのがアレですね -
2008/02/01
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