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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784003279519
みんなの感想まとめ
独特な文体が織り成す異様なイメージの衝突が、読者を引き込む魅力を持っています。古代マヤ文明に根ざした神話や伝説を背景に、生命力あふれる表現が一文一文に宿り、まるで散文詩のように感じられます。全体像は掴...
感想・レビュー・書評
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イメージの衝突が異様な文体は、さらっと読み流しては何を書いているかさっぱりわからないし、かといってじっくり読んでもはっきりとした像を結んでくれることはほとんどないのだけれど、それでいて流れの起伏に巻き込まれてしまうような、有無を言わさない迫力が感じられて、得体の知れない興奮が湧き上がってくるような、そんな作品が多かった、ように思う。
最後の戯曲はテンポが悪くて読んでいて退屈してしまったのだけれど、類推できるさらに先のスケール感をぶつけてくるような雰囲気には、呑まれる。動かされるイメージが、まるで常識外れであって、やっぱり意味はわからないのだけれど、それでいいのだと思います。映像美に酔うように、読ませていただきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集というより散文詩集。全体像はなかなか飲み込みづらいけれど、一文一文の喚起する原色の生命力がすばらしい。「根」や「川」が擬人化される点など、まったく知らない文化を背景にしたものを読む感覚が新鮮だった。何度も読んでうっとりしたいし、できれば布張りのハードカバーで持っていたい。
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あれやこれやで読了と看做したい。
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ラテンアメリカ文学において、魔術的レアリスムの祖といえば、キューバのアレッホ・カルペンティエールとこの人なのだそう。
全体的にとても寓話的な内容で、魔術的レアリスムはいかにして文学の一ジャンルと成ったか、知るきっかけを提供してくれた。
というのもこのレビューを書くために、著者についてちょろり調べ始めたら最後、そこから芋づる式にあっちこっちへ飛ばされ、そのこと自体がもう魔術的レアリスム状態(笑)
本書はタイトル通り、グアテマラに古くから伝わる神話や伝説——古代マヤ文明にまつわる民間伝承をベースにしているらしい。
読んでいて面白かったのは、私だけかもしれないが、古代アフリカ文明を想起させる雰囲気が文章から感じられること。といっても、古代アフリカに精通しているわけではなく、何というか、脳みそが陽気に明滅する感じ……あ、まさに魔術的レアリスムじゃん。
いや、ただ単に挿絵のせい(笑)
魔術的レアリスムが中南米文学にぴたりハマった背景には、古代文明の発祥→ヨーロッパ諸国による植民地支配→独立後も独裁政治やクーデーター等で政情が不安定といった、自然文化的に豊穣でありながら幾度となく踏みにじられてきた国状の、負の連鎖みたいなものが少なからず関係しているのかな、などと思ったり。
多くの中南米作家がフランスに留学経験があって、元新聞記者なのも共通項として興味深い。
戯曲形式の『ククルカン—羽毛に覆われた蛇』が内容の微妙さも含めて印象深い。ククルカン(ケツァール)は神の鳥と謂われていて、石ノ森章太郎が『火の鳥』でモデルにしたんだそう。
なるほど美しすぎる鳥だけど、金剛鸚哥を悪者にし過ぎじゃね? インコかわいいぞぉ。金剛鸚哥は飼ってないけどw -
集英社の『ラテンアメリカ五人集』というオムニバスで、部分的に読んだことはあったんですが、面白かったのでちゃんと読むことにしました。「~伝説」シリーズもどれも面白かったですが、圧巻はやはり前述オムニバスにも収録されていた「春嵐の妖術師たち」。極彩色の壮大な天地創造神話は圧巻です。とにかく文章が詩的で美しく、あまりに詩的すぎて意味がわからなくなることもしばしば(笑)。なんていうか、神話というより預言書的な、独特の支離滅裂さ(?)があって、とっつきにくいといえばとっつきにくい。ひとつひとつの言葉の意味を具体的にイメージしようとすると頭がパンクしてしまうので、個人的には言葉のリズムやイメージだけを楽しむようにして読みました。古代マヤやインディオの伝説がシュールレアリズムと融合してマジックリアリズムを生み出しちゃったんですねえ。面白いなあ。
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あまり読みやすい本ではありません。
が、最後の、「ククルカン」は、素晴らしい。
これは、「意味」を考えないで、
そのまま味わえばよい。
「ククルカン」を読むだけでも、
この本を買う価値はあります。 -
≪魔術的リアリズム≫という評価の言葉がピタリと当てはまる、目に見える世界に新たなフィルターをつけたような作品だった。読む麻薬??かも。
マヤの神話には多少明るいが、ラテンアメリカ文学作品は完全に初めてだったので
まず、造詣がない...というか、このジャンルを受け取るための感覚器官?が完全未発達だったな、と反省している。
この本を読んでいた時の気持ちを表現すると...
主題も技法も全く知らないが、とにかく美しい、と思ってしまう絵をじっくりと眺めている。そしたらその絵から絵の具が浮き上がり、次の瞬間には洪水となって迫ってきた!!!
こんな感じ。
無知でもわかる卓越した表現力と、
「知らない世界観」の情報に、あっぷあっぷしながらなんとか読み切った。
他のラテンアメリカ文学、論文なども参照して、もう一回読み直したいし、これを理解できないまま死にたくない、と思う作品。 -
ある程度ラテンアメリカについて知識がないと読み進めるのが大変な気がする。
また、修飾句が長くありとあらゆるものが人のような描写をされているので想像力がないとキツいと思った。 -
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/707479 -
読みにくいと言うよりも文章が硬質で、読む側のイメージが膨らまないのかな?
すり減った石鹸が泡立ちにくいようなさ。
しかし日本人には馴染みがある、抵抗ない内容でないか?
前半は短い伝承民話が連なる。イラストは雰囲気ある。
あまり馴染みのないアステカ文明の神様、川、道路などが、あたかも人と同じようにナチュラルに登場してくる。呪術師=巫女、動物の神様=お稲荷さん。
後半は彼らの最高神ククルカンの劇仕立ての物語。
まあでももうちょっとエンタメ要素があった方が読む側のテンションはあがる。 -
真剣に読んだけれど、なかなか繋がらない。前半のいくつかの物語はともかく、『春嵐の妖術師たち』なんて一体どう読めと。ラストの『ククルカン』まで読んでようやくほんの少しイメージが形に…とはいえ、まだまだ全然理解できていない。ただ、おそらく今後も何度か読むだろうとは思う。
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わけわからんがなんか凄いな
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グアテマラ共和国は中央アメリカ北部の国。マヤ文明が栄えたところ。マヤ文明って南アメリカだと思ってたよ。
マヤ文明の影響を受けている話しとかあるのかな?
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