葉隠 上 (岩波文庫 青 8-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003300817

感想・レビュー・書評

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  • 「武士道とは死ぬことと見つけたり」の序文で有名な葉隠ですが、武士道とは何なのか詳しく知りたくなったので読んでみました。

    生死をかけた大勝負では、人間は生きることが好きなので、理屈を立てて生きるほうを選択してしまう。

    でも、目標を遂げずに生き長らえることは恥です。武士がお殿様を見捨てて生き残ったとしても、恥で生きることができないでしょう。

    また、死ぬ覚悟をもってすれば、案外人間は死なないものです。

    だから、死ぬことと見つけたりなのです。

著者プロフィール

和辻哲郎

明治二二(一八八九)年、兵庫県に生まれる。哲学者・文化史家。大正元(一九一二)年、東京帝大文科大学哲学科卒業。一四年、京都帝大助教授、昭和六(一九三一)年、同大教授。八年には、東京帝大倫理学科教授となり、戦後の昭和二四年に退官する。二五年、日本倫理学会初代会長、三〇年、文化勲章受章。三五(一九六〇)年没。主な著書に『古寺巡礼』の他、『日本古代文化』『風土』『倫理学』(全三巻)『鎖国』『日本倫理思想史』など、また『和辻哲郎全集』(全二五巻 別巻二)がある。

「2020年 『和辻哲郎座談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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