本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (420ページ) / ISBN・EAN: 9784003310915
みんなの感想まとめ
厳しい労働環境と社会の不平等を描いたこの作品は、過去の下層社会の実態をリアルに伝えています。読者は、当時のジャーナリストによる生々しい記録を通じて、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わいます。...
感想・レビュー・書評
-
Youtubeの貧民窟の話題に興味を持ち、読んでみました。
当時の下級職業が詳しく調べてあり、厳しい生活に怒りが沸いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代の人が昔のことを調べて書いたのではなく、当時のジャーナリストが当時のことを書いているのでタイムスリップした感覚になる。
いつの時代も心ない資本家、経営者ばかり。結局使われる立場の者は弱い。当時の求人票良いことばかり書いてある。ほんと今も昔も変わらない。
日本の労働者は労働時間の長きを喜ぶと説く者あり。世間何者か過度の労働を喜ぶ者あらんや。普通の労働時間にては到底生活を維持し得ざるが故のみ。
工業の発達とともに年に農業労働者の減少し行くは、国家前途のためにまことに憂慮なきあたわず。
明治32年。
今の時代の話かと思った。
タイムスリップした感じで読んでいたが、実情があまりにも現代とそっくりなのでいつの時代の話なのか分からなくなった。 -
下層社会というタイトルから、しばらく前に流行った上流、下流なんちゃらみたいなものを想像しがちですが、労働法の本の参考書籍だったので、もうちょっと質のいいものだと信じてる。
1985年のものが今も参考書籍となるなんて多分、未来に残すべき本なんだと思う。
読んでないので、早く読みたい。 -
明治時代のジャーナリストである著者による、近代化の道を歩みはじめた日本に生まれつつある労働問題・貧困問題の実態の報告です。
明治時代に入り、日本は欧米にならって近代化へと突き進みましたが、それは西洋諸国と同様に深刻な労働問題や貧困問題を生むことになりました。著者は、都市の貧困者や職工、農村における小作人たちの生活に密着して取材をおこない、多くのデータを示しながらその問題を世の中に伝えようとしています。
貧困はいつの時代にもありましたが、本書が論じているようなかたちで「労働問題」や「貧困問題」が語られるようになったのは、「近代」という時代に特有のことです。そうした「近代」が日本に広く定着していったことを示す歴史的資料として、本書は興味深い内容をもっているように感じました。 -
東京貧民の状態
職人社会
手工業の現状
機械工場の労働者
小作人生活事情
附録 日本の社会運動
著者:横山源之助(1870-1915、魚津市、ジャーナリスト)
序文:島田三郎(1852-1923、東京、政治家)、日野資秀(1863-1903、京都、政治家)
解説:立花雄一(1930-、富山県、日本史) -
新書文庫
-
高原先生オススメの明治の貧困ルポルタージュ
-
明治30年前後の記録です。
私事ですが、戦後の政治や思想の歴史を辿ってみました。けれど、その根源がわからなかった。結局明治維新に至り、それでもわからなくてさらに遡っています。
明治30年とは、現代から見ればはるか昔なのでしょうが、日本人の精神やら価値観やらを辿るには、とっても身近な時代だと思います。得ることがとても多いです、喜んでいいのか悪いのか。 -
ずいぶん昔から何度か読んでおります。
潜入取材モノの元祖といっていいでしょう。
さまざまな最下層な人々に接し、取材をしてます。
明治のスラムの様子がよくわかります。 -
明治30年代前後の日本の労働者・貧困層の姿を克明に描写した、同時代人によるルポルタージュ。
横山源之助の作品
本棚登録 :
感想 :
