一年有半・続一年有半 (岩波文庫 青 110-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003311035

感想・レビュー・書評

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  • 中江兆民は自由民権運動に理論的な魂を打ち込み、「東洋のルソー」と称された人物である。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/03/blog-post_22.html

  • 405夜

  • 「一年半、善く養生すれば二年を保すべしと。余曰く、余は高々五、六ヶ月ならんと思ひしに、一年とは余のためには寿命の豊年なりと。この書題して一年有半といふはこれがためなり。一年半、諸君は短促なりといはん、余は極めて悠久なりといふ。もし短といはんと欲せば、十年も短なり、五十年も短なり、百年も短なり。それ生時限りありて死後限りなし、限りあるを以って限りなきに比す短にはあらざるなり、始よりなきなり。」

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著者プロフィール

1847年、高知県生まれ。思想家。フランス留学後、仏学塾をひらき、新たな教育や自由民権思想の啓蒙につとめた。門下に幸徳秋水がいる。著作に『三酔人経綸問答』があるほか、訳書に『民約訳解』がある。1901年、没。

「2021年 『三酔人経綸問答 ビギナーズ 日本の思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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