宗教座談 (岩波文庫)

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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003311998

作品紹介・あらすじ

「私は教師でも牧師でも神学者でも何んでもありません」。内村の思想・行動の中核をなす信仰とは学問的真理ではなく、自身の生に根ざした「事実」であった。なぜ信じるのか、なにを祈るのか-新世紀を目前にした1900年、「ただの普通の信者」として率直なことばで語られた理想的人間・社会論は、今なお新鮮である。

感想・レビュー・書評

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  • 理解しがたい部分はあるが、キリスト教の本質、他宗教の限界、社会批判には唸らせられる。

    文体が噛んで含めるようで読みやすい。日蓮の立正安国論などの問答形式の系譜を感じる。

    解説は必読。背景がよく分かる。

  • 無教会主義者、内村鑑三によるキリスト教観。世紀末にあって激動しつつある世界情勢を俯瞰し、孤高の信者としての独白。現代社会のキリスト者に読み継いで欲しい作品。
    自分の宗教観はもってないつもりでした、でも、内村鑑三の「宗教座談」は、
    時折、迫真の論理で自分の人生に痛打を加えるのです。これでもか、これでもか、と。

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著者プロフィール

1861年生まれ、1930年没。思想家。父は高崎藩士。札幌農学校卒業後、農商務省等を経て米国へ留学。帰国後の明治23年(1890)第一高等中学校嘱託教員となる。24年教育勅語奉戴式で拝礼を拒んだ行為が不敬事件として非難され退職。以後著述を中心に活動した。33年『聖書之研究』を創刊し、聖書研究を柱に既存の教派によらない無教会主義を唱える。日露戦争時には非戦論を主張した。主な著作は『代表的日本人』、『余は如何にして基督信徒となりし乎』など。
佐藤優
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。現在は、執筆活動に取り組む。著書に『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。おもな著書に『国家論』(NHKブックス)、『私のマルクス』(文藝春秋)、『世界史の極意』『大国の掟』『国語ゼミ』(NHK出版新書)など。『十五の夏』(幻冬舎)で梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。ほかにも著書多数。

「2021年 『人生、何を成したかよりどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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