徳川家康 下 (岩波文庫 青120-4)

  • 岩波書店 (1988年4月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784003312049

みんなの感想まとめ

歴史の中での人物評価や時代背景が巧みに描かれており、特に家康と秀吉に対する愛山の対照的な視点が印象的です。家康の人物像は高く評価され、彼の知恵や戦略が際立っていますが、豊臣秀頼と淀殿に対しては、時勢を...

感想・レビュー・書評

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  • 上巻と同様、文語体だが読みにくくはない。家康と秀吉に対する愛山の対照的な評価が読み取れる。愛山は家康の人物を高く評価している一方で、豊臣秀頼と淀殿が時世を読めず、結果として滅亡につながったと評している。一方で、東の大権力である徳川と、西の大権力である豊臣との衝突は必然ともしている(尤も、これらは多くの研究者が評すところではあるが)。

    「弱き犬は高く吼ゆ」(p. 323)とは今も変わらず。

  • 1988年(底本1915年)刊。徳川家康の人物評伝下巻。本能寺の変から家康死去まで。徳川家の内紛(忠輝追放、家光家督相続裁定等)は触れられず。また、家康の評伝でありながら秀吉の解説も多い。そのため下巻は内容に甘さを感じなくはない。なお、①家康関東移封は、家康の力を削ぐのではなく、北条氏残党の反乱を懸念し、家康以外には同所を治国できないために秀吉が裁定、②前田利家が、家康との戦争を予期して北条氏遺臣を召抱えており、関東手切れの際は、彼らを利用して関東領域内での反乱・内訌を画策しようとしていた。新奇。
    既得の情報が多いはずの徳川家康ですら、知らない事実が含まれており、どんな本にも、未知の情報が含まれていることを再認識した次第。

  • 家康をある程度、客観的に評価していると思う。
    古典系の文章に疲れた。

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