兆民先生・兆民先生行状記 (岩波文庫 青 125-4)

著者 : 幸徳秋水
  • 岩波書店 (1960年7月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003312544

兆民先生・兆民先生行状記 (岩波文庫 青 125-4)の感想・レビュー・書評

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  • 秋水の師匠観察日記こと「兆民先生行状記」がめっちゃほっこりするし面白い

    薄いからすぐ読めるよ!

  • 2冊目の幸徳秋水著作。
    東洋のルソーこと、中江兆民についての回想録を収めた著作。

    「兆民先生」は漢文体で書かれており、読解がかなり難解であったが、
    その種子本である「兆民先生行状記」は、
    「兆民先生」ほどの難解な漢文体では書かれていなかったので、
    補足的に読み進めることができた。

    あくまで私の読解からであるが、
    幸徳秋水は、中江兆民を敬愛しつつも、
    批判するところは真っ向から批判をしているところ、
    それに対して中江兆民は、誠実に受け止め返答していること、
    そういったところが、真に信頼し合っている師弟関係だなとしみじみ思いつつ・・・

    幸徳秋水が中江兆民を歴史上の人物にたとえるくだりで、
    司馬仲達に非ず諸葛孔明なり、本多佐渡に非ず真田幸村なり・・・
    と語っているところが、なるほどと納得させられた。

    自分にもっと漢文の知識があれば、★はまちがいなく5つだろうが、
    全文を完璧に読み解くことができなかったので4つということで。

  • 内田先生オススメの一冊。
    漢文調で書かれてはいるが、ルビのおかげで辞書なしでも十分に読める。
    中江兆民も、「早く来過ぎた人」の一人だった。自らの理想と現実の落差の間を何とか埋めようと、時の権力に歯向かって自らの生を燃焼し尽くす。
    こういう人の生き方は、必ずや多くの人に何らかの思いを残す。幸徳秋水も、その「思い」を終生大切に持ち続けた一人だった。

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