貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)

著者 : 河上肇
制作 : 大内 兵衛 
  • 岩波書店 (1965年10月16日発売)
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  • 9レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003313213

貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)の感想・レビュー・書評

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  • 【メモ】
    ・貧困研究(日本における)の古典。1917年に刊行された。岩波文庫へ1947年(65年に改版)に収録された。

    ・宇沢弘文もこの本を読んで経済学をこころざしたらしい。[出典:宇沢著作集 第1巻 冒頭]

    ・原文だけなら青空文庫で読める。
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000250/card18353.html



    【書誌情報(国会図書館HPから抜粋)+内容紹介】
    タイトル: 貧乏物語
    著者: 河上 肇
    シリーズ名: 岩波文庫
    出版地(国名コード): JP
    出版地: 東京
    出版社: 岩波書店
    出版年: 1947
    大きさ、容量等: 191p ; 15cm
    出版年月日等: 1947
    当該情報資源を採取・保存した日: 2014-04-07
    件名: 経済学‖社会主義
    NDC(9版): 331.6 : 経済学.経済思想
    NDC(8版): 331.6

     戦時景気に酔う第一次世界大戦下の日本で、社会問題化しはじめた「貧乏」の問題を直視した河上肇(1879‐1946)は、なぜ多数の人が貧乏しているのか、そしていかにして貧乏を根治しうるかを古今東西の典籍を縦横に駆使しながら精魂こめて説く。富者の奢侈廃止こそ貧乏退治の第一策であると。大正5年9‐12月『大阪朝日新聞』に連載、大きな衝撃を与えた書。


    【簡易目次】
    いかに多数の人が貧乏しているか 
    何ゆえに多数の人が貧乏しているか 
    いかにして貧乏を根治しうべきか 
    解題(大内兵衛) 

  •  
    ── 河上 肇《貧乏物語 19160901-1226 大阪朝日新聞 1917‥‥ 弘文堂
    19470905 19651016 岩波文庫》大内 兵衛・解説
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003313216
     
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000250/files/18353_30892.html
     河上 肇  経済学 18791020 山口 京都 19460130 66 /京都大学教授/誤=川上 肇
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20141209
     経済学書の年表 ~ ロックからピゲティまで ~
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19850103 中学生諸君! 歴史年表
     
    (20160714)(20161027)
     

  • 「貧乏」問題を、経済学の知見や古今東西の典籍に基づいて検討するもの。富裕層の奢侈を廃止することが貧乏対策になると説いています。なにしろ大正5年の古典なので、その理論的妥当性は別途の検討に委ねるとして、早くもこの時代から格差問題に理論的に取り組もうとしていた点に感銘を受けました。

  • 現代と時代背景が異なるので少し想像しづらいが、これは物不足の時代における「貧乏物語」。大正以降の資本主義経済が生み出した社会的矛盾の原因と対策を述べる。

    限りある資源が富裕層の奢侈の為に費やされる。ゆえに貧困層に生活必需品が行き渡らない。そして貧困の追放のために資源は一般民衆の為に大量生産され、安価に供給されるべき。という持論が展開される。
    社会的な階級の差を現前化させて経済を語ることは、大正デモクラシー期に於いては社会主義や共産主義の活動に援用されたのだろう。しかしその後の日本にとっては国家社会主義や皇国思想、軍国主義を支えるひとつの柱ではなかっただろうか。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(佐藤優選)165
    国家・政治・社会

  • #booklog 貧困を経済学からアプローチした、と見せかけてその実「富者の奢侈贅沢の廃止こそが貧困の連鎖を断ち切るんだ」教という宗教。著作当時はともかく、現代に生きる私にとっては特に学ぼうと思えるところのない、読んで後悔なアカい一冊。ただし、河上の、ボディ・マインド・スピリットの三つをのばせるだけのばすのに必要な物資を得てない者はみんな貧乏人という考えは、救いのあるユーモアとして心に残った。本人はユーモアのつもりで書いてないだろうけど。

  • 貧乏とは個人的な問題ではなく社会的な問題であり放置することの危険性を説く。貧乏とは資本主義の欠陥であり国策による是正が必要。贅沢は貧乏を生み出す、みたいな流れ。
    出版当時の資本主義懐疑、修正資本主義の姿が垣間見える。
    古い本だし鵜呑みせずに読めばおもしろいはず。現代にも通じるものは多々ある。

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