自叙伝・日本脱出記 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 飛鳥井 雅道 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 85
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003313411

感想・レビュー・書評

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  • この本は期待以上に面白かったです。まずは、かなり昔に書かれた本なのに、飾らない文体のおかげで読みやすい。(ただ、伏せ字が多いのはとても残念)大杉栄という人は非常にユニークで魅力的な人物です。たとえどんな目にあっても、決して自分の信念を曲げるようなことはしないし、権力や管理に対してはとことん反抗的、何よりも自由を愛する人ですね。

  • 少年漫画の主人公のように「男の真ん中」を貫く生き方は、とにかく痛快。あこがれずにはいられない。大正時代に書かれたとは思えないような、現代的でテンポのよい文章も魅力的だ。
    「自叙伝」ではクライマックス、愛人関係のもつれから刃傷沙汰にいたる経緯を赤裸々に描いた部分がまさに迫真、圧巻である。自分が殺されかかる様を、これだけ克明に記述した文章自体、余り例を見ないのではないだろうか。
    「日本脱出記」も当時のフランスのいろいろな意味でのおおらかさが、憧れ半分、侮蔑半分の調子で小気味良く描写されており楽しめる。
    本書にはなぜか幽霊やオカルト体験の描写が頻出する。アナーキスト大杉の意外な一面も垣間見えて興味深い。

  • 激しく、生々しく、おもしろい

  • 日本の代表的アナキスト大杉栄の自叙伝。

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