- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003313862
感想・レビュー・書評
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遠野物語が面白かったのでその海版だろうくらいに思って読んでいるが思いの外苦しい。主に薩摩以南の島嶼に話で言葉が分からん上に完全に島嶼文化でなじみなく頭に入ってこない。
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柳田晩年の著作。日本人という稲を携えた民俗はどこから来たのか、稲積やネズミの名称、帆船の発達などから沢山の問いを投げかけた一冊。
繰り返される一国民俗学の語が気になる一冊でもあった。また、戦争が沖縄に及ぼした影響をくりかえし残念だと語っている点が印象に残る。 -
沖縄、先島あたりの言語に精通していないと難解な内容もおおかった。
ただ、文化が北から伝播したのではないという説や根の国の話など興味深い内容も多かった。 -
これも途中です><
柳田先生の読みたいのに時間が無い。
あと『山の人生』と『遠野物語』欲しい。 -
遠い昔、日本民族の祖先たちはいかなる経路をたどってこの列島に移り住んだか。彼らは稲作技術を携えて遥か南方から「海上の道」を北上し、沖縄の島づたいに渡来したのだ……。ヤシの実の漂着・宝貝の分布・ネズミの移住など一見小さな事実を手掛りに、最晩年の柳田が生涯の蓄積を傾けて構想した雄大な仮説。
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ちょっと難しい…
1978.10.16発行 -
日本人がどこから日本列島に渡ってきたのか、文字を使って残っているものでなく、主に沖縄での言葉や習慣と他との対比から新しい海上の道があったのでは、という仮説に基づく試論、だと思う。
民俗学というのか、初めて足を踏み入れてみた。咀嚼するのにかなり時間がかかり、内容の何を理解したかというと何も理解出来ていない気すらするけれど、柳田國男の思索の中を漂えた。ただ漂うだけでも楽しい経験だったけれど、もっと意味するところを理解したいという気になる。
170801 -
文章が少し解りづらいのと、日本の旧国名が解らないので地図帳をひきながら読んでいるためなかなか進まないのがもどかしい。早く内容を理解できるようになりたい
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再読。沖縄方面のものが多かった。日本人はどこからきたのか、稲作はどこから伝わったのか。沖縄でいうニライカナイは、概念として指輪物語のエルフたちがむかう西方が一番近いような気がした。「鼠の浄土」が好きです。鼠そのものは苦手だけど。アニメの日本むかしばなし「おむすびころりん」はこの系列だったんだなあ。
海上の道/海神宮考/みろくの船/根の国の話/鼠の浄土/宝貝のこと/人とズズダマ/稲の産屋/知りたいと思う事二三
解説:大江健三郎