古代国語の音韻に就いて―他二篇 (岩波文庫 青 151-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003315118

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  • 文字から発音を導き出す。
    キ、ヒ、ミ、ケ、へ、メ、コ、ソ、ト、ノ、ヨ、ロは奈良時代頃までそれぞれ2種類の発音があったらしい。さらにはヤ行にyiとye、ワ行のゐ、ゑ、を。それぞれ聞き分け使い分けていた。
    なんとなく、古代日本語は唇による発音が多かったのかな。時代が下るにつれ、漢語から喉を使う発音を、西洋語から舌を使う発音を貰ってきたように読み取った。

  • 私達のような現代国語教育で育った者には、いろは歌の「ゐ」や「ゑ」の意味もよくわからない。
    ましてや日本の上代や中古などの文献を分析していって解明した日本語の音韻、語彙、意味なんかは更に難しいこととなる。
    勿論、現代の表記で「ゐ」や「ゑ」を使おうとは言わない。しかしながら、「国語」、「日本語」ということに対して、もっと敏感であっても良いだろうと思わせられた。

  • 中学生の私は何を思ってこんな本を読んだのか今となっては理解に苦しむ。
    けどこの本から得た知識は今も私の中に蓄積されています。

  • 日本語の音について書いてあります。日本語の音の数は昔はもっと多かったそうです。例えば「い」と「ゐ」は今は同じ発音ですが、昔は違う音だったようです。さらに驚くことには今では一つの音になり、表記も一つになっていますが、「え」、「き」、「け」、「こ」、「そ」、「と」、「の」、「ひ」、「へ」、「み」、「め」、「よ」、「ろ」も、昔はそれぞれ二つの異なった音だったようです。平易に、とても面白い内容が説かれています。興味を持った方は是非読んでみて下さい。

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