吉田松陰 (岩波文庫 青 154-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003315415

感想・レビュー・書評

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  • 『不如帰』を書くなど大衆小説家だった弟の蘆花と違って、兄の蘇峰は近代日本史を得意としました。明治時代に書かれたと思えないほど、その視点は客観的で鋭く、関心させられますが、当時はまだ松下村塾出身の政府高官が幅をきかせている時代だったので、出版後結構苦情が持ち込まれたそうです。

  • 松陰先生の生き様に共振。

    日本を憂い、死んでも尚この大和魂は日本を想い続けると言った、吉田松陰の魂の想いは、今も尚現代人に引き継がれていると思います。

  • 漢文の素養の無いモノにとっては、なかなか理解できない部分が多いのが残念。
    いつか再度挑戦いたしたし。

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著者プロフィール

明治・大正・昭和にかけて活躍した言論人、歴史家。1863年、熊本県生まれ。本名は徳富猪一郎。熊本洋学校に学び、14歳で同志社英学校に入学、新島襄の教えを受ける。1887年、民友社を設立、『国民之友』を発行。1890年には国民新聞社を設立、『國民新聞』を創刊。同紙において日清戦争では「日本膨張論」を唱え、日露戦争では桂太郎内閣の「艦隊増強論」を支持。国論に大きな影響を与えた。以後、明治から昭和にかけて日本のオピニオンリーダーとして活躍。1911年に貴族院勅選議員に任じられる一方で、日本の正しい歴史を残すための『近世日本国民史』を執筆、1923年には同作品により学士院恩賜賞を受ける。1916年に発表した『大正の青年と帝国の前途』は約100万部もの発行部数のベストセラーとなった。1943年、文化勲章受章。終戦後はGHQよりA級戦犯容疑をかけられたが、後に不起訴。公職追放処分を受け、貴族院議員などの公職を辞任、熱海で蟄居の身となった。1952年(昭和27年)に100巻にもおよぶ『近世日本国民史』が完成。1957年逝去。享年94歳。

「2019年 『皇道日本の世界化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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