新版 第二集 きけわだつみのこえ 日本戦没学生の手記 (岩波文庫 青157-2)

  • 岩波書店 (2003年12月16日発売)
3.95
  • (22)
  • (16)
  • (23)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 395
感想 : 29
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (450ページ) / ISBN・EAN: 9784003315729

みんなの感想まとめ

戦争の悲劇と若者たちの命の重みを深く考えさせる作品です。戦死した学生たちの記録を通じて、彼らが抱いていた夢や未来への希望が鮮明に描かれています。高学歴の彼らが、学びの場から一転して戦場へ向かう姿には、...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「きけわだつみのこえ 第二集」日本戦没学生記念会編、岩波文庫、1988.11.16
    398p ¥670 C0121 (2025.10.05読了)(2010.12.12購入)(1993.09.15/14刷)

    【目次】
    プロローグ 永遠の別離
    一 大陸の戦野から
    二 戦火は太平洋上へ
    三 敗戦への道
    エピローグ
    あとがき……平井啓之
    略歴
    地図

    ☆関連図書(既読)
    「きけわだつみのこえ」日本戦没学生記念会編、岩波文庫、1982.07.16
    「無言館ノオト」窪島誠一郎著、集英社新書、2001.07.22
    「「無言館」にいらっしゃい」窪島誠一郎著、ちくまプリマー新書、2006.07.10
    「昭和の遺書① 父へ、母へ、最後の手紙」辺見じゅん編、角川文庫、1995.04.25
    「昭和の遺書② 妻よ、子どもたちよ、最後の祈り」辺見じゅん編、角川文庫、1995.04.25
    「昭和の遺書③ 妹へ、弟へ、最後の詩」辺見じゅん編、角川文庫、1995.06.25
    「昭和の遺書 南の戦場から」辺見じゅん著、文芸春秋、2000.06.10
    「収容所から来た遺書」辺見じゅん著、文芸春秋、1989.06.25
    「知覧からの手紙」水口文乃著、新潮文庫、2010.08.01
    (「BOOK」データベースより)
    在学中の学生が学業中断を強制され戦場に動員されたのは1943年12月、戦局が破滅的様相を色濃くし始めた時期であった。彼ら学徒兵が死と直面しつつ思索をかさねて遺した手記は、だれも消し去ることの出来ぬかけがえのない記録である。学徒出陣45周年を期に、一層多くの読者に読みつがれることを願って第二集をおくる。

  • この遺された言葉の中から、沢山の大事なものを拾い上げなくちゃいけない。と思う。

  • 戦死した学生の記録だが高学歴の人が多いのが気になる。もっと多くの若者が亡くなったことを思わなくては。

  • 学ぶことが今よりも難しかった時代、大学で学び、より良い未来を想像し切磋琢磨していた彼らが人が一瞬で肉魂と化す人を人とは思わない戦場へ出陣した。
    消えた彼らの命をただ可哀想だと思うよりも、深く考えてみませんか?

                       建築コース 3年 

  • 「国に殉ずるということ,戦死するということ-それは何も犠牲といわれるべきものではなくて,ある人間の,ある時代における生き方ー必死の力をこめた生き方そのものなのである.」(p.165 長門) 「故国のことは忘れ果てる.ただ知性の活動は瞬時も忘れてはならない.知性の修練,軍隊における知性の修練がどんな結果を生ずるか?それを実験して見せてやる.学徒士官の道を見よ!わが棘の道を見よ!」(p.204 松永) 文章力も人生観もとても敵わないと思った一方,残した人への思いや死への心持ちが切実で,同じ人間なんだなぁと.
    「この地上に踏みとどまること,あの世へ逃げ込まぬこと-真個の宗教生活はそこから始まるのです.」(p.66 中澤) 戦時だからこそ,ほんとの宗教の必要性を見出せたのでは.近年は,争いの種になったり,金の匂いのするものになってしまった.でも,本当は困難な状況でも生きぬくための指針を示してくれるものなのだと.

  • 戦前の大学生は、現代の四流大卒の私の知識とは、比べものにならないぐらいに教養があって、文章の内容が私にはとても難しいのだけれど、でも、しかし、一方で死と向き合った若者がまず第一に家族、特に母親に対しての恋しさを文章にしているところが、お母さんが大好きな若い男の子、悲しくなりました。

  • この第二集では、前書で入りきれなかった手紙やその後に送られてきた手紙が載っています。

  • 配置場所:摂枚フマニオ
    請求記号:916||N
    資料ID:59702958

  • 明るい未来を見据えていた彼らが、戦争の大義のために己を捧げようとされる姿が目に見えるようでした。
    同世代の頃に読みましたが、一度きりの人生、自分の意思で方角を決められることがどれだけ幸せなことなのか、わずかながら感じることができました。

  • 「新版 第二集 きけ わだつみのこえ」日本戦没学生記念会編
    戦没学生遺稿集。檜皮色。

    なげけるか いかれるか はたもだせるか きけ はてしなきわだつみのこえ

    嘆いていたのか
    憤っていたのか
    はたまた
    黙していたのか
    彼ら海つ神、英霊が永遠に遺した言葉を聞きなさい

    というところでしょうか。
    この巻頭辞にあるように、学を修めたのち、また学半ばにして召集され志願していった戦没学生たちが書き遺した思いは、単純においそれと解釈できるものではなく、
    人道と国家の狭間におかれた懊悩、死を目前にしてふつふつと綴られる人間観、家族への愛、軍隊に在る矛盾やインテリの無力感など…
    語弊はあるかもしれませんが、これ程深い教養を持った人たちが、死に際してからこそ遺しえた文章は、平和にしか生きていない僕たちにはあまりにも重く尊い。

    アレルギーを起こさず、読まないと分からんもの。(5)

  • 第二集もあったんですね、読まなければ。

  • 本物の声を、わたしは彼等と同じ年頃のときに読んだ
    二十代の人には読んでほしい本
    わたしの人生に欠かせない本

  • 今にして思えば、学徒出陣した学生らの赤裸々な心情の吐露は、死を目前にした嘘偽りの無い全き己の生の証なのではないか。
    また、生み育ててくれた親、遺していく最愛なる伴侶への別れの言葉のなかに思いやりのある言葉を散りばめ、自分の生が短くも尊く気高くあったことを示したのではないか。
    伝えたい思いは言葉に表しきれないほどあるが、短い言葉に万感の思いが込められている。その言葉を表し、記しめた時代、そこに置かれた先達に思いを致さずにはいられない。
    数多くの俊英が失われてしまったこと、惰性で生を貪ることは許されないと凛と己の生きる姿勢をただしてくれる必読の著。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00088282

  • 戦争に散った若者の手記、日記、手紙などをまとめた一冊。胸を打つ。圧倒的に。

  • 8月になると読みたくなる

  • 第1集のときより具体的な生活ぶりがわかった気がする。かなり極限状態だと思うけど、思想や本からいろいろ考えてたりしていた。

    日本が第二次大戦をやるのに反対で、負け戦とわかってる人もいてみんな思想統制されたわけじゃないとやっとわかった。

全17件中 1 - 17件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

編集・発行:日本戦没学生記念会(わだつみ会)の発行物

「2019年 『わだつみのこえ 第150号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日本戦没学生記念会の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×