新編美の法門 (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003316986

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  •  民芸品は美術品ではないという批判に対する反論、そして西洋美術を礼賛する世の中に対する批判を仏教的、東洋的な視点で行っている。民芸品の多くは知識や技巧が無い者が作っているが、それらが芸術品として受入れられていることを引き合いにして知識、技巧を重んじる風潮も批判している。そして美醜は好みの問題でしかなく、美醜の区別を超越したところに芸術というものがある、といった主張を仏教の視点で繰り返し述べている。しかしながら著者は芸術家による芸術作品、西洋美術を良いものであると認めていないだけでなく、それらを好む人々を言外に貶めてすらいる。すなわち自身が好みの問題、区別の超越ができていないことを棚上げしてしまっている。各論においては納得できるものもあるが、著者自身の態度がそうであるため批判のための批判という印象を拭うことができない。かなり良いことも言っているのだが、そのあたりが非常に惜しい。

  • 柳宗悦は民芸運動を起こした宗教哲学者、美術者です。
    今まで美とは見なされていなかったものから美の根拠を考え、新たな美を発見しました。
    私はこの本を読んで、柳宗悦の思想に感銘を受けました。

  • 衆生無辺誓願度
    煩悩無尽誓願断
    法門無量誓願学
    仏法無上誓願成

    今の時代が悪いのは、凡夫のくせに二元の巷を彷徨って仕事をするからである。二元にあれば力量が要るから、凡夫は悲劇に入る。

  • 第4回〜第6回講座/参考文献

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著者プロフィール

柳宗悦(やなぎ・むねよし)
1889-1961年。学習院高等科在学中に雑誌「白樺」創刊に参加。主に美術の分野を担当した。東京帝国大学哲学科を卒業後は宗教哲学者として活躍。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、「民藝」という新しい美の概念を打ちたてた。眼の人として知られるが、柳のまなざしは、物の美しさだけではなく、物を生み出した人や社会にたえず注がれていた。

「2022年 『琉球の富』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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