- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003318522
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
言語の有意味的使用に対して、禅はまっこうから反抗し挑戦するかのごとくに見える(p356)というような箇所に惹かれて読み始め、おかげさまで言葉への信頼回復。脳ミソっていったい何次元なんだ? 大変なインパクトでした。
-
カスタネダのドンファンとの体験を哲学の言葉をつかって語ると、こうなるのかな?って感じました。
-
本質をどう認識するのか(あるいはしないのか)という切り口から東洋哲学を分類し、論じた本。主張の全体像を見失わないようにしながら、かつ詳細をちゃんと理解するのはすごく骨が折れる作業だった。
-
わかんね
-
東洋・イスラーム学の碩学である故井筒俊彦氏の力作。東洋哲学の認識論をベースにした<共時的構造化>論を展開しています。実は長年の間、読みかけになっているので、いつかは完読したいと思ってるのですが。
-
【読みたい】
日垣隆さん『つながる読書術』より。
文中で紹介されていた。 -
言葉とは、本質とかなにか。哲学的には実に普遍的なテーマだが、それを東洋哲学の視点から語った本は案外貴重だ。とにかくよくもまぁこんだけ幅広くポンポン話が出てくるもので、著者の名を世に知らしめているイスラーム哲学は当然ながら、その出典は世の東西を問わずアリストテレスら西洋古典哲学に、儒学・老荘思想に禅の言語論や仏教的世界観、あげくにカバーラまで登場する。ただ、語られている論点は非常に限定されているし、文章自体は難解でもないので、案外読みやすい。あくまで「東洋思想によってどう語られてきたか」という切り口。それほど身構える必要はなく、場合によっては興味のあるところからじっくり読んでいけばよい。ただその場合、目次・章立てが非常に貧弱なのが難ですが・・・・・・
-
僕にとっては,とても難解で理解できたとは言いがたいが,もし時間が許すなら,もう一度読んでみたい著作である.
交通機関の発達,インターネットの普及等々,グローバリゼーションが進展する中,それぞれの国,民族の基底にあるものに意識を向けることは意味のあることに思われる.