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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784003319413
感想・レビュー・書評
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岩波文庫 吉田健一 「英国の文学」 英国人の現実的な精神から、英国文学を紐解いた本。チョーサーとマロリーに始まり、シェイクスピアを頂点とし、ミルトンに至る系譜
著者が「英国人は〜」と語る部分は「英国文学は〜」と読み替えていいのだと思う
*英国人は、人種として 美しくもあり、醜くくもある
*英国人の特徴は 生命力の充実
*英国人は、美しいものに対しても、散文的でいられる。散文的の意味は 感情的にならないということ?
*英国人の宗教観は、旧約聖書に従っている
旧約聖書の精神
*救いは人間の努力の彼方にあって、人間の世界のものではない
*神とは「大風の中よりヨブに答えて宣う」エホバの神であり〜現実の彼方で人間の行為を裁き、アブラハムに息子イサクを犠牲に供することを命じたイスラエルの怒りの神のこと
*悪は矯正されることによってのみ克服され、善は善であることを忘れない
「英国の小説家は、生活者としての現実に対する関心から出発して、その現実に対する理解を通して、人間の生活を認識し、作品で再現しようとする」なるほどである
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/49036 -
吉田健一の文学観をも表している。
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吉田健一(1912-77)です。『英国の文学』です。「英文学史」でも「イギリス文学論」でもありません。戦後、吉田健一のデビュー作とのこと。チョーサーから20世紀初頭まで、近代文学より以前の作家を、作品を、詩句の引用・翻訳も交えながら自在に論じます。イェイツはすでに近代文学で、それについては『英国の近代文学』『近代詩について』など、別の著作があります。「英国と英国人」「エリザベス時代の文学野成立」「シェイクスピア」「浪漫派の詩」などの章を念入に読みました。2週間ほど「シェイクスピアな気分」に浸りたいと思って、まずは、と。
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