論語 (岩波文庫 青202-1)

制作 : 金谷 治訳注 
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レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003320211

作品紹介・あらすじ

古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録したもの。人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版。

感想・レビュー・書評

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  • 湯川秀樹は「祖父から訳もわからず論語を暗誦させられたおかげで、後年『中間子』の発想が閃いた」と言ったそうです。
    司馬遼太郎は「少年に朗誦させるなら、やっぱり論語だろう」という。
    数学者の藤原正彦は「子供たちに英語を教えるぐらいなら、論語を学ばせた方がよほど有意義だ」といっている。

    偉大な先人が、絶賛するこの本を大学生のうちに一度は読み返してほしいと思います。

  • 古来、子罕篇の冒頭にある「子罕言利与命与仁」について、「子罕(まれ)に利と命と仁を言ふ」と訓ずるか、「子罕に利を言ふ、命と与(とも)にし仁と与にす」と訓ずるか解釈が定まらなかった。私としては、「与」は通常二者の並列を表すこと、孔子は利と命はともかく仁については多く語っていることから、むしろ「利については必ず命と仁とともに語った」という後者に分があると考えていた。しかし最近、「子罕言利与命倶仁」ではないかと思うようになった。すなわち、「子罕に利は命とともに仁とすと言ふ」と訓じ、利も命に従うならば仁であると稀に語ることがあったと解するのである。「与=倶」と看做してよいのかどうか課題はあるが、私案として提示しておきたい。いつまでも興味が尽きない書である。

  • ようやく読み終えた。
    師匠(せんせい)、勉強になりました!!
    そして子路が好きになった(笑)

  •  ほんの中に書いてあります。
     困っていたらその人のことが本の中にあるのです。
     ほかのも学ぶ者たくさんあります。きっと救われると思います。
     ありがとうございます!
     がんばりましょう。

  • 漢文を読みたくなったら、この本を開くっていうのは、大いに結構なことだと思う。

    たぶん多くの漢文の先生方もこの本を基礎としていらっしゃるはずであるし、儒教道徳という観点で読むのも興味深い。

    現代語訳もとても読みやすく、少し厚めだが、文庫サイズで鞄に入れて持ち歩くにはぴったりだ。

    一度一通り読んだら、適当のパラパラめくってみるだけでも案外新たな発見がある。

  • これが大学に入って読むのが3回目かな。高校の頃は人格形成のための本で、文章も読んでいて面倒で、あまり好きになれなかった。でも、大学2年の時に教授に薦められて読んで以来、最後まで読み通せるようになり、内容も非常に示唆に富んでいると思えるようになった。「仁」や「徳」、「聖」など言葉ごとの定義や一語一語の深みを感じ取れるほどまだ読み込めていない。でも、以前は人格形成の書だと思っていたけど、結局、ここにかかれているのは「良い君子とは何か?」ということ。「論語」って実は中国の古典的なリーダーシップ本だったのではないか。多分、そうだろう(ある一定の時期まで)。今の中国政治が論語的精神の元に運営されているとはとても思えないけどね。
    また、時代のせいもあるだろうけど、「論語」の中ではほとんど「女」が出て来ない。出てきても2カ所くらいしかなかった。その内の「女と下々の者は扱いにくいものだ」という箇所は記憶に残っている。この時代における女性の扱いや立場についても知りたくなった。
    また近いうちに読み返そう。読む度に発見がある。そういう本を手元に持っておけるというのは本当に幸せ。

  • 約二年ぶりに再読。

    本を開いた不肖の弟子に孔子は、
    學而時習之、不亦説乎、有朋自遠來、
    不亦樂乎、人不知而慍、不亦君子乎、
    と言って再会を喜び出迎えてくれる。

    初めて読んだ時は、
    金谷先生のはしがきの通りに、
    古くさい道徳主義を振りかざす
    冷たい聖人君子では無く、
    普遍的な人としての道を説き、
    暖かみを持った孔子の姿に感動した。

    あれから色々な事を経験し、
    当時は「ふーん」で流してしまっていた部分も
    心に響くように感じられた。
    おそらく年齢を重ねるごとに
    そういう箇所は増えていく事だろう。

    これから何度も繰り返して読むべき本。

  • 世の中に論語を扱う書物は溢れているが,元々論語は普通に読むにはそんなに難解ではないと思うので,できるだけ原典に近いものを読んで自分なりの解釈を持つのがよいと考える。
    その意味で本書は,貴重だと思う。原文と書き下し文の配置もいい。

  •  

  • ・人が自分を知ってくれないことを気にかけないで、人を知らないことを気にかけることだ。

    ・知ったことは知ったこととし、知らないことは知らないこととする。それが知るということだ。

    ・すぐれた人を見れば同じようになろうと思い、つまらない人を見たときにはわれとわが心に反省することだ。

    ・孟之反は功を誇らない。敗走してしんがりをつとめたが、いよいよ(自国の)城門にはいろうとしたとき、その馬をむちでたたいて「後手をつとめようとしたわけではない。馬が走らなかったのだ。」といった

    ・知っているというのは好むのには及ばない。好むというのは楽しむのには及ばない。

    ・人が道に外れているとてそれをひどく嫌いすぎると、乱暴する。

    ・4つのことを絶つ。勝手な心を持たず、無理押しをせず、執着をせず、我を張らない。

    ・仕事を先にして利益は後回しにするのが、徳を高めること。自分の悪い点を責めて他人の悪い点を責めないのが、邪悪を除くこと。一時の怒りにわが身を忘れた上、近親まで巻き添えにするのは、迷い。

    ・君子は人と調和するが雷同はしない。小人は雷同するが調和はしない。

    ・真っ直ぐな正しさで怨みにむくい、恩徳によって恩徳にお返しする。

    ・君子は生涯を終わってから、名前のとなえられないことを悩みとする。

    ・正直な人、誠心の人、物知りを友だちにするのは有益だ。体裁ぶったの、うわべだけのへつらいもの、口だけ達者のを友だちにするのは害だ。

    ・礼儀と雅楽を折り目正しく行う、人の美点を口にする、すぐれた友だちの多いのを楽しむのは有益だ。わがまま勝手、怠け遊ぶこと、酒盛りを楽しむのは害だ。

    ・大きい徳(孝や悌など)については、きまりを踏み越えないように。小さい徳(日常の容貌や振る舞い)については、出入があっても宜しい。

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