孟子〈上〉 (岩波文庫)

制作 : 小林 勝人 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003320419

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 正しい道について、古代中国の歴史を用いた具体例を出して分かりやすく解説しているのではあるが、論語や大学中庸を読んだ後に孟子を読むと内容がかなりくどく感じる。
    一つ一つの言葉に参考になる事柄が多くあり、素晴らしい名著と言い切れますが、私には苦手な著書とも言えます。

  • 2015.6.19儒教の四書の、大学、論語、孟子、中庸の三冊目、前半。孔子の亡き後に彼の道を継ぐとして様々な活動をし、言葉を残した孟子の言行録。趣旨は孔子の論語と変わらず、修己治人である。論語がこのうち修己の部分に重きを置き、門人との対話が主で、やや抽象度が高い印象だったが、孟子は修己の部分にも触れつつ、様々な国の王との対話を通し、治人の部分をより具体的に述べている印象を受けた。議論好きではないが乱れた世においては議論せずには居られないとあるように、なかなか雄弁で、言い回しや例えもおもしろく、読んでいて痛快だった。現代の政治には応用は難しいが、リーダーシップ精神として読みかえると学ぶところは多いのではないか。憐れみ、悪を憎み、相手に譲り、正誤を知るという、仁義礼智の四端の思想や、義を以って勇を発揮し不動心に至ること、性善説など、孔子の思想を押し広げた独自の思想を説いている。また仁徳による政治がなぜ必要でそれが如何に効果的で天下を治めることに繋がるのか何度も何度も王に説明してる。にもかかわらず様々な王も中々に小人だなーなんて思いつつ、現代の政治家はどうなのだろうか、また人を思う前に自分はどうなのかと思わされる。前に貞観政要を読んだことがあるが、孟子含め儒学から多大な影響を受けているように思う。しかし仁といっても、自らが満たされてなければ人を愛することは難しい。仁がいいことだからやれ、でなく、仁をなすことができる自分になる方法も書かれているとありがたかった。かくあるべし、ばかりで、如何にかくあるべきか、は書かれてない気がする。また各徳目は相互作用的であり、自らにおいては義を以って勇を、他者においては仁智を以って礼を成すことが大事なのではないか。リーダーに必要な素養が説かれている一冊である。

  • 再読、小林訳は校訂・語釈などが詳細であるが、訓読はルビが多量で少し読みづらい。梁恵王は孟子と魏・斉・魯などの王との対話であり、基本的には仁義の政治をし、民と楽しみを共にすることである。公孫丑は弟子との対話が多く、「不動心」、「浩然之気」、「不忍人之心」、「四端」などの概念がでてくる。滕文公は許行・墨子などの弟子との対話である。また、陳仲子や張儀などの人物評もある。

  • 人の道についてズバっと説く本書は、小気味よく、何度でも味わいたい名著。

  • 古典的名著です。

  • 論語に引き続き再読。

    孔子が穏やかに道を説くのに対し、
    「結果が出ないのは方法が間違っているからだ」
    「王道政治を行えば必ず民衆は付いてくる」
    「出来ないのではなくやらないのだ」
    と、孟子は鋭く熱弁を振るう。

    一歩間違えば精神論になってしまうが、
    徳川家康の「堪忍」と吉田松陰の「狂」の
    バックボーンとなったのはこの書である。
    こういう時代だからこそ孟子を信じよう。

  • 戦国時代の中国、百家争鳴の乱世に生き、孔子の教えを軸にしつつも独自の思想を展開した孟子(前372‐前289)の言行録。孟子は、人が天から与えられた本性は善であるという信念に立って、天から万人に等しく与えられたこの本性を全面的に開花させるための実践倫理を示そうとした。原文を短く区切って掲げ、訓読文・現代語訳・校注を付す。

  • 政治の話が中心
    110215

    花燃ゆ で思い出して2回目
    2015年1月12日~

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