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Amazon.co.jp ・本 (437ページ) / ISBN・EAN: 9784003320822
みんなの感想まとめ
人間の本性について深く考察する本書は、「性悪説」を中心に、法治国家の在り方や儀礼、音楽の役割など多様なテーマを扱っています。特に「辨説なるものは、心の道を象(かた)どるものなり」という言葉は、意見を伝...
感想・レビュー・書評
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岩波文庫「荀子」下巻。
本書の論点は、人間誰しも本性は悪であり、仁と礼を身につけてはじめて善人になれるとする「性悪説」だけでなく、法治国家のあり方や儀礼作法、音楽の効能など多岐にわたる。
個人的に心に残ったのは「辨説なるものは、心の道を象(かた)どるものなり」(弁論説明というものは心が道を発表する『手段』である)。大学4年間の英語スピーチ活動を通じ、人に意見を伝え理解してもらうことの難しさを痛感した。荀子の場合、その辨説は人としての正道を訴えるものであり、不幸なことに彼の生きた乱世にあって十分聞き入れられることがなかったという。僕が学生時代選んだ(どうでもいい)話題でさえ難しいのだから、人の倫理道徳という高邁なテーマを正しく説き自ら実践すること、そしてそれが広く受け入れられることがどんなに険しい道であったか。その困難は計り知れない。
近年、いや、つい今朝も言論を暴力で圧殺しようとする試みが世界で横行している。また、先日の東京都知事選では現職の街頭演説にヤジが乱れ飛んだという。悲しいかな、やはり人は「性悪」なのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後半は孔子の引用が多くなる。
上巻だけで良いかなと思えた。 -
《目次》
巻第十一
彊国篇第十六
天論篇第十七
巻第十二
正論篇第十八
巻第十三
礼論篇第十九
巻第十四
楽論篇第二十
巻第十五
解蔽篇第二十一
巻第十六
正名篇第二十二
巻第十七
性悪篇第二十三
君子篇第二十四
巻第十八
成相篇第二十五
賦 篇第二十六
巻第十九
大略篇第二十七
巻第二十
宥坐篇第二十八
子道篇第二十九
法行篇第三十
哀公篇第三十一
堯問篇第三十二
訳注
解説 -
孟子の性善説に対し、性悪説で有名な荀子。その性悪説は『荀子(下)』p.189 巻第十七 性悪篇第二十三 に記されている。岩波文庫の『荀子』上下巻で残念なのは、原文がないことと、訳注が巻末にあり訳と訳注が離れていること。
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有名な性悪説が出てくる下巻。
上巻より短くて的を射た名言が多く、
金谷先生の解説も筍子の思想をより理解出来て良い。
理想を掲げつつも、現実に立脚した筍子の思想は、
バランスが取れていて、現代でも通用しそう。 -
岩波文庫版の荀子に分冊です。詳細は上へ。
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