列子 上 (岩波文庫 青 209-1)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003320914

作品紹介・あらすじ

『老人』や『荘子』とともに道家思想を伝える代表的な中国古典。「杞憂」など有名な寓話が多く説話文学の一大宝庫でもある。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は現在絶版。『列子(上)』では、『列子』8篇のうち、「仲尼第四」までの4篇が収録されている。『列子』の寓言・寓話は、こころがスッとするような、気持ちが楽になるような感覚になる。長期休暇に寂れた温泉宿で読みたい本。

  • 訓読に細かいルビがふってあって老眼にはきついが面白い内容であった。
    杞憂などの故事成語もさることながら、物とか、理とか、死についてなど考えさせられる内容が多い。六朝のころに再造された本らしいが、有貌像声色者皆者也とか、純気とか、衡気の幾などの言葉も興味深い。

  • 老子、荘子と並んで道家思想の代表的な書物。
    老子や荘子よりは分かりやすかった気がする。

    荘子の万物斉同思想を受け継いでいる。
    精神が結果に及ぼす影響や死についても
    書いてあり、科学的に実証されている
    ものもあるので、読んでみると面白い。

  • 道家の書。弓を射る極意は、まばたきをしない目を作る事。次に部屋の端に虱を吊るして、それが象のように大きく見えるまで見つめ続ける修行を行う。その他いろいろの伝説が載る。有名な周の穆王の崑崙への旅の物語も面白い。荘子や淮南子と重なる記事もある。

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