- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003323212
作品紹介・あらすじ
中国数千年の歴史の中に、人間と宇宙の根源、社会の束縛の由来をたずね、「以太」という概念を用いて、その束縛の突破を試みた壮大な思想書。清末の社会変革運動の担い手であった譚嗣同(1865‐1898)の主著で、政治問題をはじめ産業育成論、ユートピア論、女性解放論等多岐にわたる問題が論じられ、のちの五四運動に影響を与えた
感想・レビュー・書評
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『蒼穹の昴』で刑死した譚嗣同の作品。 李玲玲の夫という設定は架空で、実際は李閏と夫婦生活を送っていた。 この本にも書かれている通り、自由自在の活動を求め、男女平等を含んだ人と人のあいだの平等の実現というのは、まるで『珍妃の井戸』での光緒帝と珍妃みたい。『蒼穹の昴』では李春雲と慈禧太后が好きだった私は変法派の考えはよくわからなかったのだけれど(譚嗣同や梁文秀は好きだった、康有為はよくわからない人だった)これを読むと、清王朝の脆さや変法派が目指す世界が少しはわかった。 理想郷すぎるけども。 前半は広大すぎて何を言ってるかわからないけど、後半で具体的になっていってわかってきて面白くなってきた。
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近代の中国を知るために読んだ本ですが、著者とのIQというべきか頭脳差を感じる。自分が理解力が乏しく愚かすぎて、この本は伝えたい主張がしっちゃかめっちゃかで理解できないものだなという印象しか受けない。もう少し清の時代について知ってから再読します。
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元気が出る