法華経〈上〉 (岩波文庫)

制作 : 坂本 幸男  岩本 裕 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 119
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003330418

作品紹介・あらすじ

『法華経』は信仰の対象として強く深くあがめられ唱えられてきたが、同時に美しい譬喩や巧みな説話の数々が文学・芸術の世界にも豊かなものをもたらした。本書では漢訳・読み下しにサンスクリット原典の訳を対向させて、これら様々な要望にこたえる。

感想・レビュー・書評

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  • サッダルマ=プンダリーカ(正しい教えの白蓮)というのは約二千年前に成立した経典だといわれる。
    舎利弗(しゃりほつ)は仏の言葉を疑い、悪魔が仏に化けて自分を惑わしているのかと疑い、仏はそれを見て「舎利弗は未来世に仏陀となる」という預言をした。
    舎利弗はそれを信じて無邪気に喜んだ。
    そこで仏はこれについての譬え話をした。
    「長者は炎に包まれた朽ちた家にいる子供たちを救おうとして、鹿の車等の現世利益で子供達を連れ出した。」
    舎利弗は本当に鹿の車等の現世利益を与えなかったとしても、その長者の行いは間違ってはいないと思った。
    法華経に出てくる諸々の功徳というのは、そんなもの(現世利益という報酬)に囚われた心を救うのが目的であって、鹿の車を貰うのが目的ではない。
    仏陀の称号はそれ自体現世利益であって形にすぎない、、、、、、

  • 解説が良い!

    法華経と日本の相関も教えてくれた☆

    キーワード
    聖徳太子 空海 大乗仏教 小乗仏教
    かの医者 巧妙な手段

  • 読み物としても面白い。色々と突っ込みながら読んでしまった罰当たり?
    何気に巻末の用語解説が便利。

  • 究極の教えを示していると言われているが、発祥は不明。
    最澄や日蓮の行動原理にふれてみたいとおもった。

    一神教に似た響きを感じる。

    狂信的グループが作ったもので、非難されると法難だとさらに結束を増したという。

  • 内容があまりないような気がした。
    それと、差別表現が気になった。

  • 『法華経』は仏の方便を説いており、譬喩にたくみで日本・中国の思想文学に影響を及ぼしている。上巻には「序品」「方便品」「譬喩品」「信解品」「薬草喩品」「授記品」を収める。「方便品」は仏の方便をとき、「譬喩品」は「火宅」の譬喩と転生による苦(杜子春などに影響がみえる)を説く。「信解品」は弟子が「窮子」の例えで仏の慈悲をたたえる。「薬草喩品」は仏を雨雲に例え、降らす雨は一種なのにさまざまな薬草を育てることを述べ、方便の巧妙さをたたえる。「授記品」の「記」は予言のことで、弟子が釈迦滅後に弟子達が衆生を済度することを解く。方便はカントの定言命題との関わり、大衆社会の問題とも関わり、非常に興味深い。

  • 2012.08.30
    「さとり」に到達された一切の仏たちに敬礼し奉る。一切の如来、独覚、聖なる声聞たち、過去、現在、未来の求法者たちに敬礼し奉る。

    大人・・・(・_・?)

  •   とても大事なご本なので丁寧に読もうとしました。
     お上人の話では10回くらい読むということですが大変だと思います。
     お釈迦様のお説きになった最後の教えの法華経なので楽しいです。
     勉強になります。
     いい本です。

  • 1300夜

  • いつも日本ばっかりじゃ偏ってるので、たまには比較相手になる聖典でも読んでみるかと。
    しかし法華経とは言うのは奥義ではなく、どちらかと言うと宣伝物だったようで内容はイマイチ。

    それでも、「インド人の列挙癖」なるものは、結構ツボだったり。
    ・・・「以下同文」とか「さっき言った通り」とか「それ以外」とか、うちの息子でも最近は使うぜ、みたいな(笑)
    まあ、あえて列挙することで競い合っているようなので、仕方ないっちゃ仕方ないけどね。

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