法華経〈下〉 (岩波文庫 青 304-3)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003330432

作品紹介・あらすじ

前章とともに最も重要な章とされる「如来寿量品」ではじまる。仏陀伽耶城の近くで成道した釈迦仏は、実は久遠の昔に成仏した本仏に外ならず、仏はすでに久遠の時より衆生教化をなし続けてきたのである。…そして、薬王、妙音、観音等、様々な菩薩が登場する。

感想・レビュー・書評

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  • 漢訳『法華経』とその邦訳文、サンスクリット原版の邦訳文、の3種の文を収めている。主としてサンスクリットからの邦訳文を読み、適宜漢訳文を参照した。そもそも『法華経』は大乗仏教の経典で、自力中心の小乗に対して他力による涅槃を認め、それに至るために読むべき経典は『法華経』で、それが経典中の頂点に立つものであるとする。どちらかと云うと、釈迦の教えそのものを詳述するものではなく、いかに大乗が素晴らしいもので、更には諸経の中でこの経が最上のものであると述べているように思う。内容についての感想は、宗教に関わるので遠慮したい。

  • 法華経巻6から巻8までを収める。「如来寿量品」は釈迦牟尼が過去の仏の転生であることを説く。「常不軽菩薩」や「薬王菩薩」、「妙音菩薩」、「観世音菩薩」、「普賢菩薩」などの方便がいろいろと書かれている。菩薩はいろいろに仏・王・女人・夜叉・童子などに変化して、励ましたり脅してたりし、仏の道にみちびく。つまり、さまざまな人が菩薩である可能性があるのである。法華経の功徳を説くフレーズも多い。

  •  つらいかなのときもあるけど感動しながら読了できましたのです。皆さんどうもありがとうございます。
     法華経全部読めたのはご守護だと思います。
     「身上身下」の出水出火のところや地湧の菩薩様のところは驚いたと同時に感動しました。
     信じるか信じないはその人の信心によるべくあるのでしょう。
     頑張って読むといいことありそうです。
     ご苦労様です。

  • 「初学者向け」という事で

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