無門関 (岩波文庫 青312-1)

  • 岩波書店 (1994年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784003331217

みんなの感想まとめ

本書は、宋代の禅僧による考案集で、若手僧侶に向けた問題集のような形を取っています。各問題は合理的な解決を拒否し、時には倫理的に挑戦的な内容を含んでいます。読者は必ずしも明確な理解を得られるわけではなく...

感想・レビュー・書評

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  • 無門関
    岩波文庫 青312-1
    訳注:西村 惠信
    出版社:岩波書店

    無門関は、南宋の名僧、無門慧開の作の、公案集である。

    冒頭に、仏門に入る門がなかったら、世界中の人が残らず入ってしまうであろうし、仏道には入るべき門があると説けば、わざわざ出家までした意味がなくなってしまうとのことが書かれている
    人が禅僧になるための、無いはずの門に入るための関門というのが、無門関ということである
    無門関を抜ければ、そこには、禅の修行の場所にたどり着く。つまり、禅宗の入口のことを言っている

    さすが難解極まりない禅宗の書である

    48の有名な公案が集められている。公案とは、禅問答の問題、1つ1つを1則という、これは禅問答の有名な問題集なのである

    本書の各1則は、漢文の原文、書き下し文、用語等の解説、和訳、頌という四言の漢詩、がセットになっています

    中身については、一通り目にしたが、さっぱり、頭にはいってこない。というか、論理的ではなく、感覚の書ということで、理屈になっていない。原典として解説に掲げられている文献から引用されているのだろうなあとは感じるも、そこまで、降りていく気力はない。48則のすべてに目を通すのは、それほど、時間はかからないが、その意味を知るためには、膨大な時間がかかるだろうと思います。

    書き下し文を音読して、悦に入るぐらいがせいぜいです。

    有名なのは、6則の「世尊、花を拈(ねん)ず」に、傍若無人の語があるぐらいか。

    禅宗の本質は、引き算で、無であること。本書も有無の二元を超えた、「無」であるとはある

    東洋の無の本質は、ONかOFFの、二元論ではなく、融通無礙の無限の境地などと一人でそうおもった。

    鎌倉の臨済宗大本山、円覚寺に、無門関の解説や紹介がネットにありますので、入り口にたどり着きたい方は、参照されたらよいかとおもいます。

    目次

    凡例
    (習庵序)
    (表文)
    禅宗無門関

    無門関

    01 趙州狗子
    02 百丈野狐
    03 倶胝堅指
    04 胡子無鬚
    05 香厳上樹
    06 世尊拈花
    07 趙州洗鉢
    08 奚仲造車
    09 大通智勝
    10 清税孤貧
    11 州勘庵主
    12 巌喚主人
    13 徳山托鉢
    14 南泉斬猫
    15 洞山三頓
    16 鐘聲七條
    17 国師三喚
    18 洞山三斤
    19 平常是道
    20 大力量人
    21 雲門屎橛
    22 迦葉刹竿
    23 不思善悪
    24 離却語言
    25 三座説法
    26 二僧巻簾
    27 不是心仏
    28 久嚮竜潭
    29 非風非幡
    30 即心即仏
    31 趙州勘婆
    32 外道問仏
    33 非心非仏
    34 智不是道
    35 倩女離魂
    36 路逢達道
    37 庭前栢樹
    38 牛過窓櫺
    39 雲門話堕
    40 趯倒浄瓶
    41 達磨安心
    42 女子出定
    43 首山竹箆
    44 芭蕉拄杖
    45 他是阿誰
    46 竿頭進歩
    47 兜率三関
    48 乾峰一路

    (後序)
    禅箴
    黄竜三関
    (孟珙跋)
    (安晩跋)
    第49則語

    解説

    ISBN:9784003331217
    判型:文庫
    ページ数:208ページ
    定価:780円(本体)
    1994年06月16日第1刷
    2024年02月05日第33刷

    • 雷竜さん
      さっぱりわからん
      さっぱりわからん
      2026/02/19
    • 横さん
      ありがとうございます。同感です。
      ありがとうございます。同感です。
      2026/02/19
  • 中国は宋の時代(日本だと鎌倉時代)辺りの禅僧の考案集四十八則。若手(実際に若いかは置くとして)の僧に対する問題集みたいなものか。
    どの問題も合理的解決を拒否しているようにしか思えない。それが狙いなのだろうが、問題とはいえ形を真似した小僧の指を斬ったり、弟子に分からせるために猫を斬ったりと倫理的にヤバイ。
    読んで分かった気になる事もないがAIがこの分野を理解でき始めたら、ちょっと怖い。

  • はっきり言ってよくわかりませんでした。終戦の時の天皇陛下の玉音放送の草案に関わったとされるあの山本玄峰老師の名著「無門関提唱」も読みましたが歯が立たず。私にとって長い目で理解しようかと思う1冊です。

  • 漢文を書き下し文で読むほうを好むかたにはちょうどいいサイズ。無門関を読まずして禅を語るべからず、しかし本書にある平常是道の心が必要である。

  • 初めて読んだ公案集。分かったような分からないような不思議な感覚に陥った。しかし、高校時代を通して1番魅了された本で1番繰り返して読んだ本。漢文の練習にもしてた(笑)

  • 1229年、中国宋代の無門慧開編纂にかかる公案48則。
    難解というのは簡単だが、簡単に言ってしまえは野狐禅に堕ちる。かといって奥が深いと気取っては浅薄なのがバレバレだ。結局、ジタバタしながら今を愚直に生きるしかないか。

  • 有名な禅の公案(禅僧が悟りを得るための問答、クイズ)集。
    一度読んだ感じでは論理破綻でクレイジー。
    しかし、言葉で伝える事の出来ない事を伝えようとするとこうなるのか。
    すごい。
    悟った人はこれが分かるのか、、、
    でも、個人的には面白いと感じた。
    禅の悟りが分別知を超える事を目指していると言う事を考えると、一部納得のいく箇所もある。
    しかし、ほとんどの部分はナニコレ、、、ってなる。

  • あとがきを読んで初めてこの本の読み取り方が分かった。

  • wú!

  • 禅の公案集。

    答えの出ない問題を禅問答というように、
    中身は不条理のオンパレードである。
    だが、封建時代に書かれた書物であるにも関わらず、
    権威主義に陥らず、馬鹿正直な禅宗の世界を窺える。

    色々と分かった風なことを書きたくなったが、
    多分こういう風に書くのが正しいのだと思う。
    こんな本から得られる物は何もない。
    読んでいる暇があったらくそしてねろ。

  • 禅の副読本という感じ。何冊目かの本として読むのがきっといいと思う。

  • よもやこの種の本に良し悪しかあるとは…これは合わん

  • 2016/1/18読了。

    何一つわからない。何が書いてあるのもわからないし、何が求められているのかもわからない。どう読めばいいのかもわからない。推理小説のように推理の元で正解を当てるようやエキサイティングさも感じたが、多分間違っているのだろうなと思う。

    仏教、奥が深すぎ。

  • 「仏とは乾いたウンコである。」
    「仏とは麻三袋である」

    ひえー。

  • 日本語で読める禅の資料。
    公案集であり、哲学書として、あるいはある種のパズルとしても読める。

  • 頭の体操。
    無駄のそぎ落とされた言葉の集まり

  • 分からないのに面白い。分からないから面白い。

  • 公案集

  • 1175夜

  • 禅の世界。ぶっ飛んでる。

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著者プロフィール

1933(昭和8)年、滋賀県生まれ。2歳のとき出家して、臨済宗妙心寺派の僧籍に入る。花園大学仏教学部(禅学専攻)卒業の後、南禅寺専門道場柴山全慶老師の室に入り参禅弁道。1960~61年、米国ペンシルヴェニア州ペンデルヒル宗教研究所に留学し、キリスト教を研究。1970年、京都大学大学院文学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。いらい母校花園大学の教壇に立って禅学を講じる。1993年、論文『己事究明の思想と方法の研究』によって、愛知学院大学より文学博士の学位を受ける。現在、花園大学名誉教授(元学長)、臨済宗妙心寺派興福寺閑栖。

「1987年 『迷いの風光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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