ブッダ悪魔との対話――サンユッタ・ニカーヤ2 (岩波文庫 青 329-2)
- 岩波書店 (1986年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003332924
感想・レビュー・書評
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ブッダ悪魔との対話 中村元 岩波文庫
昔読んだ本だが読み返してみようと思い
読み始めたがあまりにつまらなくて〜
こんなものだったかと途中で閉じた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)44
基礎的古典 -
神々との対話の続き。
悪魔との対話は最初の方だけで、
最初の編の名前をタイトルにする
慣習に従ってこうなったらしい。
相変わらず執着を無くすことを
同じような表現で繰り返し説いているが、
一通り読んでみてもっとも驚いたのは、
ゴーディカ尊者という人物に関するブッダと悪魔との対話。
いくら修行しても悟りを開けず自殺しようとする彼を
「彼は死ぬべきでは無い自殺を止めろ」と言ってくる者を
「悪魔」と表現しており、ブッダは彼の意見を退けている。
これはブッダが彼の自殺を肯定したとしか思えない。
悪魔がゴーディカ尊者の自殺を止めているのでは無く、
ブッダにゴーディカ尊者は死ぬべきでは無い。
彼の死を阻止すべきだと言っているのだから、
ゴーディカ尊者の死を嘆くブッダの心の迷いを
「悪魔」と表現しているのだと勝手に解釈してみる。 -
釈尊の元々の教え。姉妹書に「ブッダ神々との対話」がある。キリスト教にも聖書に戻ろうと言う運動があった様だが、仏教にも釈尊への原点回帰はありだと思う。
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現代語で読める佛典で文庫に入ってるものとしては