- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003340523
感想・レビュー・書評
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歴史(中)
ヘロドトス(`Ηροδοτος英語では、Herodotus、(紀元前485年ごろ - 紀元前420年ごろ)
第4巻 (Melpomene メルポメネ)
第5巻 (Terpsichore テルプシコラ)
第6巻 (Erato エラト) Battle of Marathon
歴史 (ヘロドトス)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2_%28%E3%83%98%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%88%E3%82%B9%29
Histories (Herodotus)
http://en.wikipedia.org/wiki/Histories_%28Herodotus%29詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息子食わせられる事件がセンセーショナル。
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第4巻〜6巻収録。カンビュセスの子、ダレイオスによるスキュティア遠征、そしていよいよペルシア戦争の発端、イオニア植民都市の反乱が5巻で記される。ペルシア戦争とはもちろんペルシア帝国VSギリシャ連合を指すが、そもそもの発端は小アジア、イオニアにおいて自らの権力の拡大をもくろみ、それをあたかも「ペルシアからの独立」運動のように装ったイオニア支配者層の煽動に、ペルシアの領土的野心、ギリシアの危機感などが結びついてあの大戦争が誘引されたというのがヘロドトスの見解のようだ。自らの力だけでは独立はおろか勝利がおぼつかないミレトスの支配者、アリスタゴラスやスサの支配者ヒスティアイオスらが周辺を巻き込みペルシア帝国に対して反乱を起こした為、それを鎮圧しようとしたペルシア軍と戦闘が起きた。一旦イオニア諸都市は鎮圧され当事者二人は死亡したにも関わらず、そこから事態は地中海の覇権を賭けたペルシアVSギリシアの大戦争へと拡大していったようだ。第6巻においていよいよ両軍はあのマラトンの闘いで激突する。この地上戦においてアテナイが勝利。このマラトンの闘いにおいて勝利の報を母国へ運んだ伝令の故事にちなんでマラソン競技が始まったとされるが、生憎その記述は見あたらない(笑)
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1996年7月21日再読
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岩明均先生の「ヒストリエ」と一緒に読むとたまらない。
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¥105