ベルツの日記〈上〉 (岩波文庫)

制作 : トク ベルツ  Erwin B¨alz  菅沼 竜太郎 
  • 岩波書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003342619

作品紹介・あらすじ

明治9年エルウィン・ベルツ(1849‐1913)は東大医学部の「お雇い教師」として招かれ、以来いく度かの帰国をはさんで滞日29年におよんだ。この日記は原題を「黎明期日本における一ドイツ人医師の生活」といい、かれが日本人妻ハナとの間にもうけた長男トクの編になるもの。上巻には来日直前から日露開戦前夜までの記事をおさめる。

感想・レビュー・書評

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  • 東大医学部の「お雇い教師」として明治日本に来たエルウィン・ベルツの日記。当時の様子が良かった(笑)西南戦争、大日本帝国憲法発布時の様子、大津事件、大隈重信暗殺未遂事件、日清戦争、そして日露戦争開戦。歴史的な事件の記述や医師、教師としての生活。結婚、子供の誕生、子供の死など私生活の記述。自らの母国ドイツに対する日本の感情や国際的な評価とか、興味深い話が多かったな(笑) 読んだきっかけは北森鴻の『なぜ絵版師に頼まなかったのか』。

  • 言うまでもないが、「お雇い教師」として明治初年にドイツから
    招かれたエルウィン・ベルツの日記。
    でも日記だけど、書いてない時期がけっこう多くてびっくりした。
    あんまり考えずにばんばん読んだ。

    明治初年の日本文化に対する率直な驚きと高い評価、日露開戦に対して
    の反対と、ドイツの帝国主義的施政に対する批判的論調が印象に残った。

    あと9代目の市川団十郎に対する評価が非常に高いのと、それに関連
    して、団十郎の青年時代(つまり近世において)役者が「錦を着ても
    畳の上の乞食」という存在だった記述は、改めてやっぱそうかーと、
    認識を新たにした。サブカルチャーも含めた文化史もちょっとだけ興味がある。
    自分でやろうとは思わないが。

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