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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784003343425
みんなの感想まとめ
テーマは、魔女裁判や宗教的権力の腐敗に関する深い考察であり、下巻では具体的な裁判例を通じてその内幕が描かれています。読者は、修道院や女子校のような場所での男性聖職者と女性たちの複雑な関係に直面し、欲求...
感想・レビュー・書評
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下巻は具体的な裁判例が中心ですが、正直、読んでいてあまりにも腐敗した宗教関係者の内幕にうんざり、あきれ果てて読むのがイヤになるほどでした。例として挙げられている事件の内容に偏りがあるので、「魔女裁判」と聞いて思い浮かべる一般的なイメージとはちょっと違う印象だったかも。
極端に要約しちゃうと、いわゆる修道院、女性だけの女子高のような場所に、教導僧という立場の男性聖職者が送り込まれた場合、これが若くもなくイケメンでもなかろうと、欲求不満気味の修道院の女性たちを相手にハーレム化、やりたい放題、孕ませ放題、あげく嫉妬やもろもろで女性たちは一種の集団ヒステリーを巻き起こし、その中でもとくにキャラの濃い女性たちが魔女として断罪される、あるいは男性の僧のほうが妖術師として告発される、とにかく客観的事実よりも言ったもん勝ちで陥れあい、拷問されたらあることないこと認めるしかなく、さらにそこに宗教関係者の権力争いや派閥なんかも絡んで、大騒ぎの末、公正ではない裁判がおこなわれるというパターンのバリエーションばかり。
いやはやえげつなかったです。修道女も祭司も全員色情狂としか思えない。宗教って、なんなんでしょうね・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第二の書
Ⅰ 頽廃期の魔女。サタン、数を増し卑俗化する
Ⅱ 魔女たちへの鉄槌
Ⅲ フランスにおける寛容の百年-反動
Ⅳ バスクの魔女たち。一六〇九年
Ⅴ サタン、聖職者となる。一六一〇年
Ⅵ ゴーフリディ。一六一〇年
Ⅶ ルーダンの悪魔につかれた女たち、ユルバン・グランディエ。
一六三二 ー 一六三四年
Ⅷ ルーヴィエの悪魔につかれた女たち、マドレーヌ・バヴァン。
一六三三 ― 一六四七年
Ⅸ サタンは十七世紀に勝鬨をあげる
Ⅹ ジラール神父とカデォエール。一七三〇年
Ⅺ 尼僧院のカディニエール。一七三〇年
Ⅻ カディニエールの裁判。一七三〇 ー 一七三一年
エピローグ
覚書と解説
主なる出典
訳註 -
さて、この本はどういうものなのだろう。一読した後もイマイチ判断がつかない。『ファウスト』のようでもあり、『放浪者メルモス』や『マンク』を彷彿とさせるところもある。ひとつ言えることは、『岩波じゃなくて国書じゃないのか?』ということだw
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さようなら古き魔女の恐怖。こんにちは現世の狂乱。
上巻とは異なり、下巻ではいくつかの魔女狩り事件を取り扱いながらヨーロッパの魔女狩りの変容を描く。上巻とは異なり、といいながらも筆致は上巻と同じく当時の人々の(特に魔女及び魔女を取り囲む人間の)機微に触れる。この上下を単体で読む他に、併せて別の資料を読んだ方がより理解が進むか。
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