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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784003343623
みんなの感想まとめ
日本の古代国家形成を国際的な視点から探るこの作品は、学びの深さと歴史の複雑さを伝えています。著者は、東アジアとの緊張関係の中で日本の律令制がどのように発展したのかを考察し、特に首長層や豪族層の影響を強...
感想・レビュー・書評
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1970年に日本歴史叢書の一冊として刊行されたもの。私のような門外漢には確かに難解であるが、①日本の国家形成を東アジア社会との国際的緊張関係のなかで論じようという視角や、②とはいえ日本の緊張度合いは中国や朝鮮半島よりは弱く、律令制は首長層や豪族層の伝統的な権力に比較的依存したものになった、という趣旨は伝わってきた。
国際関係のなかで論じる視点は今では当たり前だが、その当たり前を作ったのが本書なのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学時代には絶版となっていて、なんとか入手できないものかと古書店をのぞいていたものだ。文庫化され、しかも電子書籍にもなっている。本当に嬉しい。
日本古代史を学ぶ人が最初の方で目を通したほうが良い本なのではないかと、今でもいろいろな古代史の本を読むにつけ思う。知識を詰め込んで満足しがちな中高歴史から、自分で調べて考えることが大事なんだと気づくきっかけになった。
難しかったので、サークルの先輩たちに色々解説してもらいながら友人と集まって読んだ。そういう懐かしい記憶もあり、自分にとっては特別な本である。 -
前に読んだ大津透氏がその著書の中で本作を絶賛しており、「古代国家を論じるに避けて通れない必読文献である」とまで書いていたので興味を持ち手に取ってみた。だが、はっきり言って自分にとっては、難し過ぎた。岩波の日本史本は難しいイメージあるけど本書もそれ。内容がほとんど頭に入ってこず、理解もできないのでとりあえず読んだだけ。意味のない読書というものがあるとすればまさに本書を読んでいた時間だろう。歴史に詳しい人、この時代(弥生~奈良)の専門家が読んでピンとくる本で、自分のような歴史の素人にはお勧めできない。時間がもったいないので合わないと思った人にはさっさと途中放棄することをおすすめする。本の内容に少し触れると、律令制国家が日本の古代社会の生産関係の総括であり、その経済的関係の集中的表現であったとしても、その成立の過程の中で、国際的契機が強力な役割をはたしたことを無視することはできないし、また無視してはならないと著者はいう。律令制国家の前史をなす時代が、東アジアの戦争と内乱の周期であるということは、偶然の対応ではなく、それなしには大宝律令的国家という形での古代国家の完成はなかったかもしれないとさえいっている。この辺は前述の大津透氏と似通った考えかもしれない。詳細→
https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou34701.html
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