本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784003345412
みんなの感想まとめ
異国人の視点から描かれた十五世紀の日本の姿が鮮やかに描写されており、当時の社会状況や文化を知る貴重な紀行文です。著者は外交官としての立場から、博多や京都を訪れ、その道中で遭遇した海賊や貧困層の人々の描...
感想・レビュー・書評
-
ソウルからプサンへ
対馬と壱岐を過ぎる
博多に滞在する
瀬戸内航路を行く
京都の日々(一)―熱弁をふるう
京都の日々(二)―任務を終えて
瀬戸内航路を戻る
朝鮮へ帰る
跋語
著者:宋希璟(1376-1446、韓国、官僚)
校注:村井章介(1949-、大阪市、日本史)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
室町時代の日本の治安がすこぶる悪く、トップの外交官待遇であった宋景希すら、航路で倭寇に何度も襲撃されているのには驚いた。都までの道を無事に航海するためには〈土地の海賊をひとり乗せる〉という当時の日本の海賊たちの商売方法なんてすごいなあ。
貧困も壮絶。応永当時といえば経済も政治もかなり安定していた頃なのに〈残疾の者がうようよしたり〉〈飢えた物乞いが多く〉〈道端で売春をする女も多い〉などポイントポイントで出てくる貧困の描写にはびっくりした。
また、この当時の為政者レベルの朝鮮半島蔑視ともいうべき対外観が印象的だった。こういうのが、のちの豊臣政権にそのまま形骸化して引き継がれ、泥沼の朝鮮出兵につながったんだろうなあ。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
村井章介の作品
本棚登録 :
感想 :
