ミカド―日本の内なる力 (岩波文庫)

制作 : 亀井 俊介 
  • 岩波書店
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003346815

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  • 原題:The Mikado: Institution and Person (1915)
    著者:William Elliot Griffis (1843-1928)
    訳者:亀井俊介(1932-)

    【書誌情報】
    本体900円+税
    通し番号:青468-1
    刊行日:1995/06/16
    ISBN:9784003346815
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b246525.html

    【目次】
    口絵 [003]
    献辞 [004]
    序(木村毅) [005-012]
    目次 [013-015]
    題辞 [018]
    緒言(一九一五年九月一日 ニューヨーク州イサカにて W・E・グリフィス) [019-020]

    第一章 ひざまずく国民 021
    第二章 日本の力の秘密 028
    第三章 国家か祖先か 035
    第四章 「万世一系」 041
    第五章 ミカド主義と神道 049
    第六章 僧侶としてのミカド 061
    第七章 日食の七世紀 069
    第八章 松平越前――将来を見通した改革者 083
    第九章 孝明――隠者として生きた最後のミカド 094
    第十章 睦仁の幼年時代 102
    第十一章 国家統一への歩み 113
    第十二章 ミカド誘拐の試み 121
    第十三章 ミカド、皇帝となる 133
    第十四章 一八六八年の御誓文 142
    第十五章 東京――将軍退場しミカド登場 149
    第十六章 神、人となる 159
    第十七章 睦仁、国を統一する 174
    第十八章 若き皇帝の試金石 185
    第十九章 封建制度を一掃 195
    第二十章 解放者睦仁 204
    第二十一章 日本、独立国家の権利を求める 212
    第二十二章 西洋におもてを向ける 222
    第二十三章 民衆の中の皇帝 233
    第二十四章 新たな問題に直面 243
    第二十五章 ミカドの北辺巡幸 255
    第二十六章 新しいミカド主義の試練 268
    第二十七章 政治上の闘争と展開 278
    第二十八章 壮年時代の皇帝 289
    第二十九章 ロシアとの確執の根 292
    第三十章 円満熟達 300
    第三十一章 睦仁の家族 311
    第三十二章 詩人としての皇帝 318
    第三十三章 日本、世界の会議に加わる 328

    訳者あとがき(一九七二年七月 亀井俊介) [339-348]
    岩波文庫版あとがき(一九九四年十二月日 亀井俊介) [349-350]
    編集付記 [351]


    【メモ】
    ・本書カバーは、軍艦の「筑波」@サンフラシスコ。

    ・原著について。日本語ウィキペディアでの記事「グリフィス」に載っている情報と、「訳者あとがき」の情報が食い違っている。
     ①ウィキペディアでは、『The Mikado's Empire』の第一部が、本書(岩波文庫)の原著に該当すると書いてある
     ②訳者によれば、『The Mikado's Empire』(1876)と『The Mikado』(1915)とは別物らしい。

    ・この本も、目次がウェブではなかなか見当たらなかった(有名どころでは川島『日本人の法意識』もそうだった)。

    ・source
    https://en.m.wikisource.org/wiki/Author:William_Elliot_Griffis?uselang=ja

    ・gutenberg
    http://www.gutenberg.org/ebooks/authors/search/?query=William_Elliot_Griffis

  • ラフカディオ・ハーンが「神秘的な東洋の国」を好意的に捉えているのに対し、近代国家という観点から「いままさに西洋に追いつこうとしている途上国」という視点のグリフィス。その中で天皇が国の中心的な存在として確立されていくまでを描き、かつ等身大の明治天皇を描き出している。

    当時のナマの情報という意味で、非常に貴重だし、面白い。

    ただ事実関係を間違って書いていることも多く、ところどころで訳者による訂正コメントが入っているが、私のような基礎知識のない人間には危険すぎる。もっと充実した「注釈」入りで読みたい。

  • 地元の図書館で読む。読みやすい本です。時代を感じさせるものはありません。この時代には、今と同じ認識だったんですね。意外でした。

  • 数年前に衝動買いして以来、ずっと積ん読になっていたが、先日ふと思い立って読み始め、先ほど読了。

    一見堅い本に思われるかもしれないが、驚くほど読みやすく、スラスラと読めた。
    内容についても興味深いものが多く、江戸末期あるいは明治初期の日本の街並みや雰囲気が現在の我々と同様な感覚でもって描かれていると感じた。歴史の授業で取り扱われるような政治的な歴史とは異なったものを知ることができた(e.g.保険会社も江戸末・明治初期の日本にいる人には取り合ってくれず保険を掛けられなかった、藩札が何種類もあって色んな種類金持つの面倒だった、アメリカから日本に行こうとする人は命知らずな若者しかいなかった、街道に全裸で乞食が横たわって死んでるなど日常茶飯事だった、皇紀二千五百年とかを日本の教養人が大真面目に語っているのは朝鮮四千年の歴史などと同様バカバカしい、などなど)。明治天皇の暮らしについても詳しく書かれていて、天皇の生活ぶりが知れて面白かった。
    たまに日本史や日本の事について間違った記述があるのもご愛嬌。江戸末期あるいは明治初期の日本の雰囲気を知りたいという方にはオススメの一冊だと思いました。

  • 明治天皇に関して外国人の目線で描いた作品.日本の風土・風習を奇異なるものととらえるのではなく,一つのものとしてとらえた上で,明治維新から第一次世界大戦までの日本での天皇を巡る出来事を回想という形でまとめる.

  • 今まで日本史には興味が湧かなかったけれど、この本で触れられている明治維新前後は登場人物のキャラが立っていて読み物として面白い。人気の高いのも頷ける。
    今じゃ"象徴"の天皇が政治に大きく関わり現代の基礎を作っているとか、「おじいちゃんは今でこそ朦朧してるけど昔は凄かったのよ」って感じで痛快。松平春嶽とかも調べてみたい。

  • ¥105

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