ミカド―日本の内なる力 (岩波文庫)

制作 : 亀井 俊介 
  • 岩波書店 (1995年6月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003346815

ミカド―日本の内なる力 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ラフカディオ・ハーンが「神秘的な東洋の国」を好意的に捉えているのに対し、近代国家という観点から「いままさに西洋に追いつこうとしている途上国」という視点のグリフィス。その中で天皇が国の中心的な存在として確立されていくまでを描き、かつ等身大の明治天皇を描き出している。

    当時のナマの情報という意味で、非常に貴重だし、面白い。

    ただ事実関係を間違って書いていることも多く、ところどころで訳者による訂正コメントが入っているが、私のような基礎知識のない人間には危険すぎる。もっと充実した「注釈」入りで読みたい。

  • 地元の図書館で読む。読みやすい本です。時代を感じさせるものはありません。この時代には、今と同じ認識だったんですね。意外でした。

  • 数年前に衝動買いして以来、ずっと積ん読になっていたが、先日ふと思い立って読み始め、先ほど読了。

    一見堅い本に思われるかもしれないが、驚くほど読みやすく、スラスラと読めた。
    内容についても興味深いものが多く、江戸末期あるいは明治初期の日本の街並みや雰囲気が現在の我々と同様な感覚でもって描かれていると感じた。歴史の授業で取り扱われるような政治的な歴史とは異なったものを知ることができた(e.g.保険会社も江戸末・明治初期の日本にいる人には取り合ってくれず保険を掛けられなかった、藩札が何種類もあって色んな種類金持つの面倒だった、アメリカから日本に行こうとする人は命知らずな若者しかいなかった、街道に全裸で乞食が横たわって死んでるなど日常茶飯事だった、皇紀二千五百年とかを日本の教養人が大真面目に語っているのは朝鮮四千年の歴史などと同様バカバカしい、などなど)。明治天皇の暮らしについても詳しく書かれていて、天皇の生活ぶりが知れて面白かった。
    たまに日本史や日本の事について間違った記述があるのもご愛嬌。江戸末期あるいは明治初期の日本の雰囲気を知りたいという方にはオススメの一冊だと思いました。

  • 明治天皇に関して外国人の目線で描いた作品.日本の風土・風習を奇異なるものととらえるのではなく,一つのものとしてとらえた上で,明治維新から第一次世界大戦までの日本での天皇を巡る出来事を回想という形でまとめる.

  • 今まで日本史には興味が湧かなかったけれど、この本で触れられている明治維新前後は登場人物のキャラが立っていて読み物として面白い。人気の高いのも頷ける。
    今じゃ"象徴"の天皇が政治に大きく関わり現代の基礎を作っているとか、「おじいちゃんは今でこそ朦朧してるけど昔は凄かったのよ」って感じで痛快。松平春嶽とかも調べてみたい。

  • ¥105

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