トゥバ紀行 (岩波文庫)

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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003347119

作品紹介・あらすじ

モンゴルと南シベリアの間に位置し1921年から23年間だけ独立国であったトゥバ。1929年、独立国時代のトゥバに入ることのできた唯一の外国人で、民族学・考古学者であったメンヒェン=ヘルフェン(1894‐1969)が鋭い観察眼をもってトゥバ文化の多面性や当時の政治状況を生きいきと伝えてくれる貴重な旅行記。写真多数。

感想・レビュー・書評

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  • 最初「トンパ?」と思ったけれど、あの楽しい絵文字を描く中国の一地方ではなくて、モンゴルとシベリアの間にあって23年間だけ独立国だったという国の話でした。今はロシアに併合されて自治州となっているそうです。

    感覚的になじみがないのでつい忘れていますが、世界には独立国の他に多くの自治州や植民地があるんですね。だから独立問題がこじれて世界各地で内紛や国内テロが収まらないわけですが、タヒチやポリネシアなどのほかにも、聞いたことがない自治国がたくさんあることに驚いてしまいます。また大国はよく独自性の高い自治区を統括していられるパワーがあるものだとも思います。地下資源などのメリットが大きいんでしょうね。
    民俗学的フィールド報告のような本で、地域研究的におもしろい本だと思います。

  • 現在、ロシア連邦を構成する共和国のひとつ、トゥバ共和国。
    そのトゥバが独立国であったわずか23年間の中で、唯一外国人として訪問することができたドイツ人による奇書。
    旅行記というよりは歴史、民俗の研究書といった方が近い。
    帝国主義時代の書物特有の偏見や見下しは少ない。
    なお、「写真多数」とは謳われているものの、そんなに多くはない。

  • 訳:田中克彦、原書名:REISE INS ASIATISCHE TUWA(Mänchen-Helfen,Otto)
    私はどのようにしてトゥバに入ったか◆シベリアの旅◆ハカス人◆ミヌシンスク◆トゥバへ◆クズル・ホト◆トナカイ◆狩猟◆牧畜と農業◆家とユルタ◆衣服と嗅ぎタバコ◆自動車と馬と死者◆家族についての会話◆ラマ僧たち◆仮面舞踏◆新文字◆文字◆チベット医学◆シャマンたち◆過去◆ソビエト植民地

  • トゥバという今はソビエトのものとなってしまった国の話である。ソビエトと中国がいいように扱った挙句、消えてしまった国について、ドイツの研究者が観察した記録であり、写真が多く残されているのに気がついた。

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