モーツァルトの手紙 上―その生涯のロマン (岩波文庫 青 504-1)

制作 : 柴田 治三郎 
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003350416

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  • 新書文庫

  • 今月の初め、日本古来の芸能、歌舞伎の役者が、
    傷害事件を起こし、世間を騒がしている。
    連日の報道では、衝撃的な事件の内容もさることながら、
    この俳優の日頃の奇行も話題となっている。

    子供の頃より、格式ある家に生まれ、
    将来進むべき道が定まっていた彼は、
    幼い頃より、芸に関する事は徹底的に叩き込まれたかもしれないが、
    普通の子供が、遊びの場など
    自分と同じ位の年齢の人間が集まる場所に出向き、
    家族以外の他者と接する事で、推さないなりに自らの体と心で感じ、
    自然と身に着けていく社会性や世間一般の常識、
    他者との付き合い方といったものは、
    学ぶ事が出来なかったのかもしれない。

    そのような事を考えつつ、世に多くの美しい曲を送り出しながらも、
    若くして逝った天才音楽家モーツアルトの手紙を集めた本著を読んだ。

    モーツアルトは、幼くして宮中に出向き、
    権威ある人々の前で演奏し、神童ともてはやされた。
    その成功体験は、幼い彼の心を震わせ、
    今後の自分の人生を決定してしまうに十分なものであっただろう。

    その後、彼は演奏旅行に度々出かけ、
    旅先より家族に沢山手紙を書いて送った。

    その手紙を読むと、モーツアルトは、いかに音楽を愛し、
    そして音楽に愛されていたかわかる。

    しかし、そのことは、
    どれだけ幸せな事で、どれだけ不幸な事であったか。
    彼は音楽以外の事は何も学ばない人間になってしまった。

    これらの手紙は、モーツアルトの、
    音楽以外の事は全く鈍く、
    音楽家としての誇りが高すぎるが故に世渡り下手、
    人を見る目が無く、金銭感覚がない人物像が浮き彫りにされている。
    父親が息子を厳しく戒めながらも、はらはらしながら
    見守っている様子も痛いくらいに伝わってくる。

    下巻の悲劇が予想されるような内容である。

  • 意外にすんなり読めた。

    人間らしいといえば人間らしい気がする。
    音楽で頭が埋もれていてその他のことにはあまり
    関心がないような感じの一部は共感できると思う。
    面白かった。
    下巻も読みたい。

  • モーツァルトの真実の顔がわかる

  • 後で書きます。

    卒論で参考に

    全2巻 所有

  • 504-1 柴田治三郎訳 下巻欠

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