ゴッホの手紙 中 テオドル宛 (岩波文庫 青 553-2)

制作 : J.V.ゴッホ・ボンゲル  硲 伊之助 
  • 岩波書店
3.67
  • (10)
  • (6)
  • (23)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 171
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003355329

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 上巻がみつからなかった(笑)

  • ゴッホが弟テオドルに宛てた手紙。金の無心とゴーギャンを招くための話が多いが、それも自身の芸術の達成とそれが認められるため。テオドルにも、手伝ってもらうというよりは共同作業者という気持ちを持っていたように感じる。
    それと日本への想い。それが過剰な幻想のようなものであったとしても、ゴッホの描く世界に影響を与えた意味を考えるとおもしろい。

  • ゴッホが弟テオドルに宛てた手紙が収められています。

    ゴッホが手紙の中で“僕たちは二人で制作しているわけだから(p241)”と書いているように、テオドルの支えがあってこそゴッホは描き続けることができたのだと感じました。

    ゴーガンに対しては、“別に彼を必要とはしていないのだ(p164)”と言いつつも、“ゴーガンがやって来た時に良い印象を与えたいがため(p291)”家具などを買いたいと書いており、ゴーガンが南仏に来てほしいというゴッホの思いがひしひしと伝わってきました。

  • 下巻に譲る

  • ヴァンゴッホが弟テオに宛てた書簡集。なにげなく手に取ったけど凄く面白い。今年のベストブックになりそう。
    自分の耳を切って診療院に入って自殺したという終わり方から、直情型でわがままな生まれ持っての天才系というイメージだったんだけど全然違った。文章は繊細だし弟や義妹にいたわりがあるし、何より色彩の捉え方が言葉でも美しい。極めて内省的で悩み苦しんで、自分が何を考えているか何をしているかに自覚のある努力型の天才だった。

  • (1998.02.21読了)(1979.11.18購入)

    ☆関連図書(既読)
    「ゴッホの手紙(上) ベルナール宛」ゴッホ著・硲伊之助訳、岩波文庫、1955.01.05

  • こういった書簡集を読んだことがないせいか、メールや電話がない時代ってこんなに頻繁に手紙を書いていたのか、とその日付を見てびっくりした。
    卒業旅行でパリのオルセー美術館に行ったときに見たゴッホの絵で印象に残ったものはほとんどが晩年の作品だったようで、この巻には出てこなかった。
    このころ描いていたという果樹園の作品を見てみたい。

  • 下巻参照

  • 上巻に較べると哲学的な行は少ない。一言で済ますなら、これらは膨大な「実弟への金の無心」だ。活字にはされていない「実弟の涙ぐましい献身」だ。Gogh(兄弟)にとって、それとも大半の画家にとって、金銭がどれだけ心身の解放、その鍵を頑と握っていたか、殆ど常に敵に廻るその脅威がどれほど執拗に容赦なかったか、けれども身を以ての体験がないなら此の膨大も、生活不能者のはしたない報告、その繰り返しでしかないだろう。
    これまでどのような層がどれだけ手に取って来たかは知れないが、現在ならまだしも、過去の日本を顧みると、専門分野的読書に勤しめる類にそれほど貧窮が在ったようには思えない。上巻は後輩宛、中巻以降は肉親宛であると同時パトロン宛だという点からも、後者の呈する文字列に対し、つまり貧乏に対し、大半が「つまらなかった」「可哀想だった」としか評せなくても無理はあるまい。
    幸運には違いないが、読書体験としては実に勿体ないことだ。此の書の真は文字の奥に、決して形としては立ち現れない処に在る。そして此を体感しないなら、Goghにとって絵画制作という行為が何であったのか、これほど情熱的にその過程を書き留める理由すら、解釈し得ないだろう。

  • 「読書力」文庫百選
    4.道を極める熱い心

全15件中 1 - 10件を表示

ヴァン・ゴッホの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
サン=テグジュペ...
シェイクスピア
村上 春樹
ドストエフスキー
三島 由紀夫
ヘミングウェイ
フランツ・カフカ
村上 春樹
ドストエフスキー
有効な右矢印 無効な右矢印

ゴッホの手紙 中 テオドル宛 (岩波文庫 青 553-2)に関連するまとめ

ゴッホの手紙 中 テオドル宛 (岩波文庫 青 553-2)を本棚に登録しているひと

ツイートする