日本の近代美術 (岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 43
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003357415

作品紹介・あらすじ

美術批評と美術館行政への功績でしられる土方定一は、みずからの眼で絵画や彫刻を確かめる"経験としての美術"へと読者を誘う。この本は西欧の遠近法や明暗の摂取を江戸期にさぐり、日本画と洋画の抗争や相互影響を戦後までたどる。日本美術を世界美術の中におく史観と人間への洞察ひかる名著。図版多数。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の近代美術史の流れが解説されている。
    「聞いたことはあるけれど、いつの時代のどんな位置づけの人がわからない」という人物が一通り登場する印象。
    美術の専門知識のない私にも分かりやすかった。

    手もとに置いておきたい本。

  • (2010:清水正之先生推薦)美術を精神史として読み解く楽しみ

  • 岩波文庫(青) 080/I
    資料ID 20102004784

  • 【書店ぶらぶら】
    とても読みやすい。

  • 本書は、昭和期に活躍した美術評論家で

    多くの美術館の運営にも携わった著者が

    日本の近代美術を概観する著作です。


    岡倉天心、フェノロサに始まる近代日本画と黒田清輝に始まる洋画。

    そして、高村光雲に始まる近代彫刻。

    著者は、個々の作家や作品に注目しながらも、

    同時に美術史の大きな流れを描きます


    また、それら明治以降の近代美術の基礎を築いた、

    亨保期の蘭学・蘭画の継受についても触れられているのも、本書の大きな特長です。


    朦朧体と岡倉、黒田の関係についての指摘や

    芥川龍之介による中原悌二郎への称賛

    など、どれも興味深い記述ばかりでしたが

    とりわけ9章で論じられる「社会思想と造形」は印象深く

    小川芋銭、北川民次、野田英夫などはキチンと見たことがなかったので

    今度、画集を見てみようと思いました。


    およそ半世紀を経てもなお瑞々しい文章によって、

    日本の近代美術の豊潤さを語る本書。


    近代美術に関心がある方はもちろん

    絵画や芸術を愛するすべての方にオススメしたい著作です。

  • もう一回読む

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