ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン) (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003360118

感想・レビュー・書評

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  • 理路整然・頑固一徹・山口判事餓死事件を思い浮かべる。法は人のためではなく国家体制の維持のためにあるんだ!

  • 初めての哲学だったけど、凄い面白かった。短編で読みやすい。

  • 解説が面白かった。

  • 文章が難解でところどころ消化不良。

  •  一生に一回は読むべき本です。

  • 無実の罪で告発され、弁明するも死刑判決を受ける。脱獄を勧める友人には法を遵守し、不正をしないと諭す。
    死に望んでも信念を曲げず、ソクラテスこそ〈徳〉であることを証明した。逆説的に自らの死で哲学を完成させたわけだが、その言動に深く感動した。

    近代的な意味で啓蒙的
    イエスにおける神の啓治と内なる神霊の相似
    シュライエルマッハーのいう内在する神とソクラテスの内なる神霊
    アテネの法廷とアメリカの陪審員制度との類似性
    殉教者との類似性
    キリスト教との親和性
    ギリシアの法と契約
    現世での不正なき生による死後の裁きに対する弁明

  • 読んだのは『ソクラテスの弁明』のみ。『クリトン』は読まなかった。
    前半はソクラテスの言う「アテナイ人諸君」の愚かさを責めている感じで正直あまりおもしろくなかった。
    むしろ有罪が決定した後のほうが読みやすかった。
    ソクラテスの自信と、自らが窮地に立たされても神を信じて嘆くことのない姿勢は羨ましい。見習えたらいいと思うけど、難しいなあ。
    ところで読み終わったのが2011年4月27日。
    ソクラテスの死刑執行が紀元前399年4月27日。
    何か運命的なものを感じました。

  • ソクラテスの偉大さは「対話」にある。私は彼以上に公平無私な人を聞いたたことがない。彼は言葉を大切にする。彼が最後にいっていたように彼が憤りを覚えたのは死刑宣告を受けたからではなく、ただソクラテスの行為自身を不快に感じたため訴えられていたことにあった。こうしたことは身近なことでもよくある。人と議論しているとどうしても熱が生じることがある。そのときに、相手に対して自分とは意見が食い違うために議論を建設的にするのではなく、ただ相手に勝とうとするあまりについ相手の人格をせめてしまうということである。ソクラテスはそうした面では一切不公平には見ないという。それは彼が死刑宣告をうけている真っ只中でも裁判官に媚を売ったり、上に訴えかけたりしなかった点でもあきらかである。かれは自分が真実だと思うことだけをただ言葉だけを使って伝えようとしたのだ。特に終盤でのソクラテスの弁明は圧巻である。

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著者プロフィール

山口大学教授
1961年 大阪府生まれ
1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学
2010年 山口大学講師、助教授を経て現職

主な著訳書
『イリソスのほとり──藤澤令夫先生献呈論文集』(共著、世界思想社)
マーク・L・マックフェラン『ソクラテスの宗教』(共訳、法政大学出版局)
アルビノス他『プラトン哲学入門』(共訳、京都大学学術出版会)

「2018年 『パイドロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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