政治学 (岩波文庫 青 604-5)

制作 : 山本 光雄 
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  • Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003360453

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  • 善き人間になるためにはポリスが必要不可欠であり、この人間本性を実現するための政治的手段に関する考察。

    第一巻では、最高の共同体が国とした上で、その部分たる家の考察が展開されている。第二巻は、プラトンを批判しつつ、理論上の最善の国制、および、優れた国制と考えられている国制を考察している。第三巻では、国制が分類され、第四巻で民主制と寡頭制の変種が扱われる。アリストテレスは、中間的な国制を望ましいと考えながら、第五巻で国制変革の原因とその回避法を探っている。第六巻は、民主制と寡頭制をそれぞれ組織する方法、第七巻は、最善の国の諸条件とそこでの教育方法が論じられており、最後の第八巻で、最善の国での教育方法に触れられている。

    アリストテレスの政治学は、後世に様々な変種をもたらしつつ、初期近代に至るまで政治学のパラダイムとなる。

  • 高等遊民万歳!

    良い国家とはどんなものかというと、人を善くする存在たるべきで、では人を善くするとはどういうことかというと、徳を高めるということで、では徳を高めるとはどういうことかというと、のんびりするということである。

    要するにアリストテレースが何をしたかというと、ソークラテースやプラトーンについて行けなかった現実主義者向けに、彼らの理想を現実方向へ多少ドリルダウンをしている。

  • 拾い読みの状態で停止中……。

  •  時折ふと立ち返りたくなる古典。
     アリストテレスの時代までに、既に今日までの政治体制の基本型は出尽くしている。
     それぞれの体制の利不利について分析されているが、民主主義絶対という現代の病に人類が冒されていない時代になされた思索として既に意義があるのでは。(アリストテレスにも多少の個人的嗜好による偏りを見せもしているが…)
     ポスト現行民主主義を指向する私としては、思索の触媒として有益。

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