キケロー弁論集 (岩波文庫 青611-6)

  • 岩波書店 (2005年8月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (300ページ) / ISBN・EAN: 9784003361160

みんなの感想まとめ

言葉の力を駆使した弁論が魅力のこの作品では、キケロの卓越した弁論術が存分に発揮されています。特に「カティリーナ弾劾」や「ピーソー弾劾」では、巧妙な言い回しや激しい罵倒が交錯し、彼の優れた人物像が浮かび...

感想・レビュー・書評

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  • 「私は君に敵対的なのではなく敵なのであり、君の言う人に対しては立腹していないどころか、友好的でさえあって然るべきなのだ。」

    カティリーナ弾劾では、キケロ自身がいかに優れた人物であるかについて話されており、ピーソー弾劾では、相手に対する激しい罵倒で話が進んでいきます。

    私はこの弁論集の中では、アルキアース弁護を一番面白く読みました。
    執政官であるにもかかわらず、法律ではなく言葉でアルキアースの味方をするキケロは、まさに弁論家というのにふさわしいと感じたからです。
    法を重んじるはずのものが法を乗り越える手法は、詭弁といっても過言ではないと思われますが、それでもキケロの言い分が正しく聞こえるところに、彼のすごさがあるのだと分かりました。

  • 時代背景がもっと理解できるとよりおもしろかったと思う。
    弁論が読物として成立していることを始めて知った。

  • ついに「カティリーナ弾劾」が文庫に。「カティリーナ弾劾」で見られるキケローの巧みな弁論術、「ピーソー弾劾」で見られる罵倒の演説に驚け。

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著者プロフィール

1951年、京都市に生まれる。1979年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。名古屋大学大学院文学研究科教授などを経て、現在、名古屋大学名誉教授、博士(文学)。著書、『ウェルギリウス研究――ローマ詩人の創造』(京都大学学術出版会、1994年)、『ウェルギリウス『アエネーイス』――神話が語るヨーロッパ世界の原点』(岩波書店、2009年)、訳書、ウェルギリウス『牧歌/農耕詩』(京都大学学術出版会、2004年)、サルスティウス『カティリナ戦記/ユグルタ戦記』(京都大学学術出版会、2021年)、セネカ『悲劇集1』(共訳、京都大学学術出版会、1997年)、『キケロー選集2,3』(共訳、岩波書店、2000年、1999年)、プラウトゥス『ローマ喜劇集1,2』(共訳、京都大学学術出版会、2000年、2001年)、『セネカ哲学全集2』(共訳、岩波書店、2006年)

「2021年 『ホメロスの逆襲 それは西洋の古典か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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