精神指導の規則 (岩波文庫 青613-4)

  • 岩波書店 (1950年8月20日発売)
3.48
  • (2)
  • (6)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 144
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784003361344

みんなの感想まとめ

この書は、近代思想の原点とも言える重要な作品であり、デカルトの思考方法を通じて問題解決のための抽象化を勧めています。有限な時間や記憶力を有効に活用するためのアプローチは、現代の効率的な思考法にも通じる...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『方法序説』や『省察』ではなく、これがデカルトの「原点」と解釈するのであれば「近代の幕開け」を告げる超重要な書であるとも言える。

  • ゼミのために読了。この本の中でもデカルトは、有限な時間や記憶力を浪費しないよう、とにかく問題を容易に解くために抽象化を勧める印象がある。それは今のコスパ思考につながっているように思う。数学に関して、連比の話から基底、次元、単位、代数幾何の話題がなめらかにつながって展開されている。間に今で言う述語論理にも触れている。

  • 人間は、感情や常識に支配され、純粋で完全な思考ができないのではないか。知の歴史は、そうした苦悶と格闘の歴史といえる。デカルトは本書で「厳密なルールに従わなければ人間は確実な知識を得られない」と思考するための規則、いわば、思考そのもののマニュアルを考えた。しかしまた、厳密なルールに従った思考はまるで機械の思考、コンピュータ的発想を生む母体となったといえる。
    人工知能やロボットを生み出した原動力は、技術の進歩ではなく人間の欲望。コンピュータの本質を知ろうと思うなら哲学が必要だ。

  • 昭和14年に翻訳されたものですが、だいぶ読みやすく分かりやすい訳でした。未完結の論考ですが、掲げられている規則には現代にも通じるものがあると思いました。

  • 頭が悪く、かつ数学を最も苦手とする私が読むにはレベルの高すぎる本だった。

    集中力の欠如も相まってか、内容がほとんど頭に入っていない上、中盤からはもう早くページが終わる事を願いながら文を流し読みしている始末。

    いつか再読する時が来る…かもしれない。

  • 物事の論理的な考え方の参考となります。

全6件中 1 - 6件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

ルネ・デカルト(Rene Descartes):1596-1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラフレーシ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学と医学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『方法序説』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去。

「2026年 『世界論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルネ・デカルトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×