神・人間及び人間の幸福に関する短論文 (岩波文庫 青 615-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003361597

作品紹介・あらすじ

自己の哲学体系をはじめてまとめあげた論文。スピノザ哲学への格好の入門書。死後二百年近くたった十九世紀後半初めて公表された。

感想・レビュー・書評

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  • くーしんどい
    訳した日本語や漢字が古いのですっと頭に入ってこない

    でも、ところどころドキドキするところもあり

    ・神は自己を人間に知らせるのに言葉も奇跡も他の何らの被造物も使用することが出来ないしまた使用する必要がない、ただ自分自身だけで充分である

    うーん、疲れた
    ごめん、僕の頭では厳しい

    2回は読むべきかなー、多分、読まないけど

    エチカを読むのの手助けになるというのはよくわかった
    ただ、エチカとはやっぱり少し違う?
    そういうのも混乱させられる

  • 原書名:Korte Verhandeling van God, de mensch en deszelvs welstand

    第1部 神並びに神に属するものについて
    第2部 人間並びに人間に属するものについて

    著者:バールーフ・デ・スピノザ(Spinoza, Benedictus de, 1632-1677)
    訳者:畠中尚志(1899-1980、哲学)

  • 神とは何かを「命題」によって示そうとした第二章、『エチカ』でお馴染み公理や定理による幾何学的記述の先駆けたる第一付録等、スピノザらしさを大いに発揮している著作だが、同時に短いながらも彼らしからぬケレン味すら感じさせる二つの対話篇や、「悪魔」の非在について敢えて記した第二十五章のように、意外な一面を垣間見ることもできる興味深い一冊。名著の陰に隠れたスピノザ哲学の良書。

    "自己の哲学体系を初めて纏め上げた論文。スピノザ哲学への格好の入門書。死後二百年近く経った十九世紀後半初めて公表された"

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著者プロフィール

1632年11月24日オランダ、アムステルダムのユダヤ人居住区で商人の家に生まれる。両親の家系はイベリア半島でキリスト教へ改宗したユダヤ人(マラーノと呼ばれる)で、オランダに移住し、ユダヤ教の信仰生活を回復していた。ヘブライ語名バルッフ(Baruch)、ポルトガル語名ベント(Bento)、のちにラテン語名ベネディクトゥス(Benedictus)を用いた。ユダヤ教会内で早くから俊才として注目されたとも伝えられるが、1656年7月27日、23歳のときに破門を受ける。友人・弟子のサークルとつながりを保ちながら、ライデン近郊ラインスブルフ、ハーグ近郊フォールブルフを経て、ハーグに移る。1677年2月21日ハーグで歿す。同年、「エチカ」を含む『遺稿集』が刊行される。他の著作は「デカルトの哲学原理」、「神学・政治論」、「知性改善論」(未完)、「政治論」(未完)、「神、人間とそのさいわいについての短論文」、往復書簡集ほか。

「2018年 『スピノザ エチカ抄 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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