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Amazon.co.jp ・本 (82ページ) / ISBN・EAN: 9784003362600
みんなの感想まとめ
物事を純粋に観察した視点から語られるこの作品は、哲学的な定義にとらわれず、著者の独自の視点が光ります。西洋的な価値観に基づいた考察が中心で、共感を呼ぶ部分が多い一方、東洋に対する理解はやや一般的で断片...
感想・レビュー・書評
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2025.8.6
最初の方は結構面白いかもと思ってたけど男女の話、人種の話になるにつれて、男性でヨーロッパ人でドイツ人の自分を素晴らしく見せたいかのように話が進んじゃって微妙だった
もっと普遍的な話してくれるかと期待してた分残念詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西洋的価値観で語られていて、概ね共感できるというか、西洋的価値観の底流に流れるものを観たような気がした。直接関係のあるヨーロッパの考察はいいとして、東洋に対する理解と言うか感想は一般的で断片的な事実やら情報から紡いだ印象という気がした。旧字体の訓練にはちょうどいい本(笑)
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実はカントの本をきちんと1冊読むのは初めて。2010年に『人文地理』に書いた論文では崇高論を展開しているにもかかわらず,必読書の本書は読んでいなかった。恥ずかしい限り。いつも通り目次から。
第1章 崇高と美との感情性の別々の対象について
第2章 一般人類に於ける崇高と美との性状について
第3章 両性相互関係に於ける崇高と美との区別について
第4章 崇高と美との異なる感情性に基づく限りに於ての国民性について
訳者あとがきにも書いてあるが,読んでみればすぐに分かる。本書がカント特有の(といっても他の主著をきちんと読んでいない私だから,カントは一般的にそういわれているという次元ではあるが)綿密な哲学的論考ではない。美と崇高の考え方はエドモンド・バークを薄めたようなものだし,それを頼りに男女の性別とか国民性とかの性質の区別にあてはめていくという,現代の日本人論とか文化論とかでよく使われる論法。
読みやすくはあるが,決してこの読書から何かが得られるわけではない。しかし,訳者あとがきに書いてあるように,カントはほとんど旅行もせずにドイツの一都市で生涯を終えたということを考え併せると,日本人の国民性についても論じているというのは,当時としては非常に優れた情報収集能力であることは確かだ。
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