現代の批判―他一篇 (岩波文庫 青 635-4)

制作 : 桝田 啓三郎 
  • 岩波書店
3.50
  • (3)
  • (6)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 97
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003363546

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ほどほどに賢く、ほどほどに愚か
    よく言えば中庸、悪く言えば中途半端

    血の無い時代 
    われわれはいつの間にか
    手はポケットの中か交差させているべきものだという
    認識を作り出して言ったのかもしれない
    習慣が常識を生み、秩序を作り上げていく

    ほどほどに賢い者たちは
    己の思慮の浅さは棚に上げ(それも上段に置くことで見えない状況を作り上げているにもかかわらず蒲ととぶる始末)先人たちの英知をちょこちょこと摘みとってきては他者の前にひけらかすことによって己の存在を、己の賢さ(?)を承認することを共用する。

    学問が人類を堕落させました。
    どうでしょう?
    教育では?さぁどうでしょう?
    誰を犯人にしましょうか?
    よく言う、こういうのを生み出したのは空気・雰囲気それ自体にあるってやつでしょうか?
    一固体の責任から連帯責任に移していくことで
    なにかが解決するのでしょうか?
    そもそも解決する気持ちなどあるのでしょうか?

    「私たち一人一人が悪かったのよねぇ、反省しなきゃ」
    さてどうでしょう。経過観察してみましょうか?


    民衆は己の能力を過大評価していたのかもしれません。
    弱者であった「消費者」や「ブルジョワ」が
    擁護されていくにつれて権利に類するものを
    弱者たちは獲得し所有していく。

    付け上がらないことがありましょうか。
    彼らは被害者というものにさえ権利という称号を与え
    横行闊歩しています。何かいたずらをしては弱者に変わり相手に謙るよう要求します。悪しきとこまで行けばお金さえも巻き上げる次第です。

    インテリ意識は自己愛を助長させます。
    己が賢いということを信じて疑いません。
    なにせ彼らは時に応じて己を阿呆に才人にも仕立て上げる次第です。
    かつては他者の助言は真に受け止めていました、が今では反論・反駁できるかもしれないという思いが専攻するがために絶えず言い訳で逃れようとしています。自己防衛もいいところでしょう、他者の助言はもはや忠告になり説教にまで下がってきました。近隣の人々と校長先生の口から出るものは違いがわからず同じにしか認識できないのでしょう。

    否、同じなわけないじゃないか?だって....」

    言い訳は弁証法的循環のうちに流動します

  • 2013.10.7 読了

  • デンマークの哲学者、セーレン・キルケゴールの著作。

    革命時代と、現代を比較して、現代というのは「水平化」された時代であるという。
    そして、情熱を失った現代という時代に対し一種の危惧と批判を加えている。

    これはわずかおよそ100年前に書かれたものであるが、今私たちが生きている「現代」にも相通じるものがあるのではないだろうか。

  • 課題でなければ確実に読まなかった。
    全くわかんない。いろいろ足りてなかった。

全5件中 1 - 5件を表示

セーレン・キルケゴールの作品

現代の批判―他一篇 (岩波文庫 青 635-4)を本棚に登録しているひと

ツイートする