ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003363928

感想・レビュー・書評

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  • 「読書力」の35ページにある本…
    法政大学第一中・高等学校で岩井歩教諭が実践した、定期テストに読書問題を取り入れた実践。

    22冊目…高3の定期テストに

    斎藤孝さん、大絶賛の本
    でも…私には、何を言わんとしているのか、さっぱりわかりません。

  • なんだっけースカイ…?なんとかって映画思い出した!

  • まさに劇場型哲学。それはやはり彼の出発が『悲劇』だからなのだろう。賛否関わらず、読むとテンションが上がるのは間違いない。

  •  面白かった、と言うのが癪に障る一品であった……。
     最後まで興味深く読めたんだけど、もうとにかくあれもだめこれもだめで、ちょろーっと「そうだよねあれだめだよねわかるわかる!」とか思って親近感持った瞬間に「いやお前もだめだから」って言われて突き放される、みたいなそんな感じだった。でも面白かった……くそっ。

     上巻は没落の始まりと二度目の下山から帰るまで。主に超人への憧憬。永劫回帰は下巻から。

  • NHKの「100分で名著」を見てから、ずっと読んでみたいと思ってたよ~~~(*´ω`*)

  • 「強い思想」はまさにここにある。
    既存の価値観である神の存在を否定、そこから生じる善悪の揺らぎ・・・。
    意義を失った人間社会をニーチェは「ただあるがままに受け入れて生きよ」と説く。
    永劫回帰の思想はまさに狂気。一体どうやったらあんな考えに取り憑かれるんだろうね。

    箴言も良いものが多いな~
    「深遠の淵を覗き込むものは充分に注意しなければならない。何故なら見つめるにつれ深遠もこちらを覗き込んでくるのだから」

    ともかく絶対的な神の価値観が支配していた19世紀に「神?wそんなもんとっくに死んだんだよバーカwww」と言えたニーチェは怪物

  • 意味が不明。
    でもすごい感じだけは伝わってくる。
    カラマーゾフと同じくらいの気迫。

  • 本書は、その有名なフレーズ「神は死んだ」、またニヒリストと呼ばれるその厭世的な描写から人生への否定的なイメージを持たれているように感じていましたが、ツァラトゥストラが語るのは、生の肯定、なのかもしれません。これが超人思想につながるのではないでしょうか。
    ニーチェは、人間は自らの意志を持ち創造するものであれ、と言っているように聞えてきます。右倣えと自分の意志を持たない大衆になってはいけない、それがいずれ超人を産むのだと。

  • ニーチェ(1844-1900)。ツァラトゥストラという主人公を中心に、自分の哲学を説いていくスタイル。(上)は神の否定とニヒリズム、ルサンチマンが主。ただ、手放しに否定したりニヒリズムに尽きているわけでは全くない。

    ・大地に忠実であれ。・燃え尽きること。・最初から多くの徳を持とうとしないこと。・神でなく目標を定めるのは人間。・共に創造してくれるものを求めること。・感覚も精神も道具であり、その背後には「おのれ」がいる←それが自己の支配者。・自分の徳について語ることを恥じることはない。・苦しんだことは徳となる。・血は精神。・孤独は1×1だが長い間だと、2になってくる。・評価によってはじめて価値が生じる。・多数者の利益の中に、自分の利益を求めようとするものは、「わたし」を没落させる。・敵に恥ずかしい思いをさせるより、むしろ怒ったほうがいい。子供を望む前に、あなた自身が身体も魂もしっかり築かれていなければならない。・無意義な世の中だからこそ、価値を新たに定め、戦う創造者となれ(自分の生、存在に奉仕する)。復讐心からの解放は最高の希望。人間は平等ではなく、多くの戦いと不平等が起こるために未来へ押し寄せていく。・自己に従順でないものは人から命令される。ただ命令するのは服従するより難しい。官憲には服従しておくこと。・恒常普遍な善と悪は存在しない。・自分で自分を繰り返し超克しなければならない。・意志だけで獲得できないものが美である。自分自身を信じないものは必ず嘘をつく。復讐とは時間の中で「そうあった」に対する意志の反感。

    読み途中、稲妻を受けたような感覚になる。

  • 途中で友人に返してしまった代物。
    読み終えたような気もするけど内容が記憶に残ってないから、読みづらいか話が面白くないかのどちらかだと思う。
    説教臭かったのかも。

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著者プロフィール

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)
1844年10月15日 - 1900年8月25日
ドイツの哲学者、古典文献学者。近代がはらむ問題を一新に受け止め、古代以来の哲学との対決に挑み、実存主義の先駆者、生の哲学の哲学者として知られる。その思想は20世紀に続く様々な思想に衝撃と影響を与えた。
代表作に『悲劇の誕生』『道徳の系譜』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』など。

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